私はあなたに恋をした #55(妄想小説…櫻井翔)

陽菜  「さっきのメ―ル………なに?
    翔くんといるって………言ったのに、その後すぐ
    翔くんは………うちに来たの………。 ど―ゆ―こと?」
和也  「ああ…………………あれは……………………………………………………」

私は、息を呑んだ。

和也  「マリんとこに、 行ってたんだ。」

え…………………………

陽菜  「なん……で……………?」
和也  「実は………陽菜と離れてた3日間………毎日
    家に、押し掛けてきててさ………」
陽菜  「え………。 家にあげたの?」
和也  「あげたっていうより………勝手に入ってきた。」
陽菜  「あげてんじゃん………。」
和也  「だから、勝手にだって……………」
陽菜  「………」
和也  「で………、ホントに付き合ってくれって………
    ずっと、言われてたんだ。」
陽菜  「え……………………」

あれは………ホントだったんだ………。

遠くのひとより………近くの優しい人……………

マリちゃんが、言った言葉。

和也  「でも、あれは、演技だろって、説明しても………
    これから、好きになってくれればいいじゃん、って………」
陽菜  「………で?」
和也  「だから、もぉ―、こ―ゆ―のはヤメテくれって………
    説得しに行ってたんだ。」
陽菜  「ホントに………それだけ?」
和也  「何だよ………。 疑ってんの?」
陽菜  「別に……………。 口では、何とでも言えるから………。」
翔   「ほら、陽菜………。 落ち着けって………。」
陽菜  「何よ、翔くん。 和くんの味方?」
翔   「違うけど………。 なんで、俺が………
    お前らの喧嘩、止めてんだよ………。」
陽菜  「あ……………ごめん。」
翔   「イヤ………もぉ―、いいけどさ………。」
陽菜  「で………? 諦めてくれたの………?」
和也  「う―――ん………。 微妙………。」
陽菜  「はあ? なにそれ………。」
和也  「イヤ………それがしつこくって………」

私は、下を向いた。

今度は………マリちゃんか………。

翔   「あ……………、俺………帰ろっか………?」
和也  「う……ん………。 そ―してくれると有難いけど………」
翔   「分かった………。 相葉くん……………帰るよ。」
雅紀  「え………? 俺も………?」
翔   「当たり前でしょ………。」
雅紀  「あら………そぉ―?」
翔   「じゃあ………………ちゃんと 解決してくれよ。
    じゃないと………………イヤ、いいわ。」

そ―言うと、翔くんは、相葉くんを連れて出ていった。

沈黙になった……………。

あの時、5日後って約束したけど、こんな形で再会するとは………

思わなかった………。

でも……………これからは………和くんと一緒に いれるよね。

和也  「陽菜……………」
陽菜  「ん………?」
和也  「マリのことは………ちゃんとするから。」
陽菜  「うん………。 わかった。」
和也  「陽菜……………………俺と…………付き合ってくれる?」

                 つづく

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