恋の居場所 #77(妄想小説…二宮和也)

瞳ちゃんはそ―言って、潤くんのいる部屋に入っていった。

私は……………和くんに近寄っていった。

和也  「陽菜……………。 知ってたんだな………」
陽菜  「え………、何を……………?」
和也  「………昨日キッチンで、瞳ちゃんと2人の時、
    何か聞かなかった……………?」

そ―言われて私は、記憶を辿る。

もしかして………ホッペにチュウのこと?

陽菜  「和くん………何か言いたいことあるの?」
和也  「え、あ―――。 前さっ………瞳ちゃんに
    ……………頬に、触れられたんだよね………」
陽菜  「………チュウでしょ? なんではっきり言わないの?」
和也  「チュウって………。 触れられただけ………
    でも、怒った……………よ。」
陽菜  「うん……………、わかってる。」
和也  「言わなくて、ごめん……………」
陽菜  「……………うん。」

ガチャ………

潤   「………そろそろ行く?」
陽菜  「あっ……………うん。」

私たち4人はこのログハウスを出て、車に乗り込んだ。

私は、和くんと後部座席へ………。

そして、出発!

車内には、音楽が流れ静かな時が過ぎ、

いつの間にか山は下っていた。

潤   「先に、和と瞳ちゃんのマンションに行けばいいよね?」
和也  「あ、瞳ちゃんだけ降ろして………。 俺は………
    陽菜んち、泊まるから………」
陽菜  「え? 泊まるの?」
和也  「………俺降りたら………2人になるでしょ?
    そんなの………心配で、たまんないよ。」
潤   「………なんもしねぇ―よ。」
和也  「今の潤には、信用ねぇ―よ。」
潤   「……………わかったよ。 瞳ちゃん、送るわ。」
瞳   「うん、りょうか――い。」

そして瞳ちゃんは、またねっと言って自分の家に帰っていった。

しばらくして、私のマンションにも着いた。

陽菜  「潤くん、送ってくれてありがとう。」
潤   「うん………。 また、会社でな。」
和也  「そ―だ! 陽菜と潤………会社一緒じゃん!」
陽菜  「うん、そ―だよ。 今更なに?」
和也  「あ――、忘れてたから……………」
潤   「そ―だよ………。 また毎日顔、合わすんだよね………。」
陽菜  「………そ―だよね………」
潤   「こんなんじゃ……忘れらんないよ………。だからさ………」

             つづく

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