私はあなたに恋をした #2(妄想小説・櫻井翔)
そして 約束の今日。
あ――、ドキドキするな~。
翔くんのお友達を紹介してもらえるなんて。
すっごくうれしい。
なんか 授業が頭に入らない。
そんなことばかり考えてると、時間はもう夕方になっていた。
私は、お手洗いに行き、鏡を見て、容姿を整えた。
やっぱり キレイにして行かないとっ。
準備を整え 私はいつもの校門へ 向かった。
すると、もう 翔くんが 待っていた。
陽菜 「ごめ―ん、翔くん。 待った?」
翔 「ん!? 全然!
おっ!?……………なんか今日 いつもよりキレイ?」
陽菜 「え!? そお?」
翔 「ふふふ……………ウソ。」
陽菜 「え――! もお 翔くんのいじわる。」
私がそう言うと、翔くんはケラケラと笑ってる。
もお~、ホント翔くんって いじわる………。
でも………そんな翔くんも 大好き。
そして、翔くんが約束していた 居酒屋に着いた。
そのお友達とは19時に待ち合わせしていた。
今は 18時45分。
翔 「たぶん もうすぐ来るよ。」
陽菜 「うん。 すっごく緊張してきた。
でも、楽しみ。」
私はドキドキしながら、その友達という人を待っていた。
そして その友達らしき人が こちらへ近づいてきた。
翔 「あ―こっちこっち。」
そう言って翔くんは その人に手まねきをした。
男 「あっ、翔ちゃん。」
翔 「紹介するね。
俺の 彼女………陽菜。」
男 「初めまして。 陽…菜ちゃん。
俺は 相葉雅紀。 よろしくね。」
陽菜 「初めまして。 陽菜です。
よろしくお願いします。」
雅紀 「あのさ、翔ちゃん 実は………
あいつ……………ついてきちゃったんだよね。」
翔 「あ…い…つ!? あいつって誰?」
雅紀 「今、トイレ行ってるんだけど もう来るよ。」
え?もう1人 誰か来るの?
私はそう思いながら 翔くんの顔をチラチラと見た。
翔 「こいつ………今日 緊張しってから………。」
そう言って私の方を 親指で指した。
私が照れて下を向くと……………
男 「わりぃ、ここ座ってい?」
その男は翔くんにそう言うと 相葉くんの隣に座った。
翔 「なんだ~、あいつって お前のことかよ………。」
男 「何! 相葉さん、変ないい方したの?」
雅紀 「え!? ううん………別に………。」
男 「あ、そう………。」
その男は翔くんや相葉くんとは違う 独特の雰囲気。
なんか……………あんまり 好きじゃない………………。
すると男が翔くんの方を見て 口を開いた。
男 「翔さん……………彼女!?」
そう言うと私は その男と目が合った。
ドキッ……………。
なんで、私 ドキッっとしたの。
その目はすごく冷たい感じがした。
翔 「そお。 俺の彼女。 陽菜っていうんだ。」
男 「ふ―ん、よろしく。」
それだけ言って、男は目の前にある水を飲んだ。
陽菜 「よろしくお願いします。」
翔 「なんだよ。 もっと愛想良くしろよっ。」
男 「ああ~、ごめんごめん。」
男は二つ返事をして、また水を飲んだ。
すると、翔くんが私の方を向いて
翔 「こいつは 二宮和也。
ま~こんなやつだけど、俺の友達。
仲良くしてやって………。」
和也 「なんだよ、こんなやつって………。」
雅紀 「まあまあ。 そんな怒るなって。」
相葉くんがその場をなだめて おさまった。
そ―、これが全ての始まりだった………………………………………
つづく