私はあなたに恋をした #11(妄想小説・櫻井翔)

和也  「えっ!? たぶんって………何それ………。

    ってか、 使うなよ。」

そ―言ってまた私を睨んだ。

そお、あの目で………………………………………。

すると………ピン…………ポ――――ン…………………。

インタ―フォンが鳴った。

うわ、翔くん 早………。

和也  「………出てきたら?」
陽菜  「う………ん、 じゃあ………ここにいてね。
    絶対、出てこないでね。」
和也  「……………わかってるよ……………」

そして、私は 玄関のドアを開けた。

翔   「ただいま………………………。
    フフ、 なんちゃって~。」

そ―言って、いきなり抱きついて来た。

陽菜  「……………翔くん!?」
翔   「あ――陽菜――。 大好き。」
陽菜  「んふふ、………うん…………。 私も。」

そ―言って、私たちはリビングへ行った。

陽菜  「翔くん、今日 夜行くのに、どうしたの!?」
翔   「う……ん。 だって、陽菜に会いたくなったんだもん。」

んふ、すっごい恥ずかしい。 照れるじゃん。

ってか、和くんに 絶対聞こえてるよね………………。

私はまた、 違う意味で ドキドキした………。

翔   「ねぇ、陽菜。 こっち 来てよ。」
陽菜  「えっ!? なんで!?」
翔   「ん!? なんでって……………いつも呼べば来てくれんじゃん。
    どうした? 元気ない!?」
陽菜  「ん………イヤ………そうじゃないよ。
    翔くんに 会えてうれしい。」
翔   「フフ、 じゃあ こっち来てよ。」

ううぅ、どうしよ………。 近くに行くだけで………終わるかな!?

そ―思いながら、断れなくて 翔くんの横に座った。

翔くんが 私の手を 握った。

そしてそのまま、私は翔くんに キスをされた。

うううぅ………舌まで 入ってきた。

私は、集中出来ず、頭の中で、どうやってここで終わらせるか考えていた。

絶対に 寝室には 行かないように………………。

翔   「陽菜……………………、ベッド………………行こっか…………………。」

えええええ! どうしよう! 私は一瞬考えて

陽菜  「しょ……翔くん。 それは、夜のお…た…の…し…み…に~。 ねっ。 」

私は、少し色っぽく 言ってみた。

翔   「えっ!? そんなやらしい声で言われたら

    俺………止まんないよ………。」

うそ………………。 逆効果……………………。

私は翔くんに手首を強く 引っ張られ…………………

翔くんが寝室の扉を  開けた………。

と同時に私は、目を閉じた。  うぅ、バレる…………!!!

!!!!!!!!!!!!!

ん!? 和くんがいない!?

もしかして………このクロ―ゼットかな………。

うん、そこしか 入れるとこ………ないよね。

ってか、そこにいるんだよね。

ヤバイよ……………どうしよう………………。

すると、少し乱暴に ベッドに寝かされた。

翔   「ねっ………いいでしょ!? 夜までなんて 待てないよ。」

そ―言って翔くんは 激しいキスをしてきた。

陽菜  「……………んっ…………あ…………う……んっ……………………」

ヤバイ…………声が出ちゃった……………。

どうしよ どうしよ………今は翔くんをどうやって止めようか………

頭が いっぱい。

あっ!

陽菜  「しょお………く……ん? 私 そろそろ学校行かないと………。」
翔   「えっ………そんなの遅れて行けばいいじゃん。」
陽菜  「で………でも、今日のは 受けておきたいんだよね………。
    ねぇ~、じゃあ 一緒に行こうよ。」
翔   「えっ―――。」

そ―言いながら まだキスをやめてくれない。

陽菜  「今日の 行かないと………単位落とすよ。
    すっごい重要らしいよ………今日の授業。」

唇が離れたすきに 少し大声で言う。

すると、いつも学年首位の翔くんは やっとやめてくれた。

私はホッとした。

陽菜  「ほら、あんまり時間ない………。 行こっ。 翔くん。」

なんとか翔くんは 頷いてくれて 私たちは寝室を出た。

フゥ――――――、まじで焦った……………。

取りあえず、家を出ないと………。

陽菜  「ほらっ、翔くん 行くよ………。」

私は 翔くんの家に泊まる用意を持って家を出た。

ほんの 5メ―トルほど歩き………私は………

陽菜  「あっ! 私………忘れ物………した。 翔くん先行ってて。
    すぐ追いかけるから。」

そ―言って、和くんが待ってる自分の家に戻る。

リビングへと進む………いない………。

寝室!? え、まだそこにいる!?

そ―思いながら、寝室へ入った。

すると………

和也  「………使うな…………………って言ったよね。」

ベッドに座っていた和くんが 扉の前に立っている私に向かってそう言った。

陽菜  「………………………」

私が黙ってると………

和也  「フッ……………ど―すっかな―。
    言う事聞かなかったから………
    意地悪………してあげるよ…………………。」

そ―言って和くんは ニヤリと 微笑んだ…………………………………。

                     つづく

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