私はあなたに恋をした #13(妄想小説・櫻井翔)
すると その扉がゆっくりと 開いた………………………………………………。
私は湯船に口を沈ませた………。
すると、和くんは ヒョッと顔だけ出した。
和也 「あのさ……………晩飯ど―する!?」
陽菜 「はあ!? 何………そんなこと!?」
和也 「ん? 何!? 俺に入ってきて欲しかったの!?」
陽菜 「………そんなわけないでしょ!」
和也 「ふふふ、焦っちゃって………。
服………脱ごうかな~~!?」
陽菜 「バ………ッカじゃないの!? 何考えてんの!?」
和也 「えっ! 何 考えてると思う!?」
陽菜 「はあ!? そんなの知らないよ………。」
和也 「フフフ………、教えないよ………。」
もお―、ホント何なの!?
和也 「さあ―、陽菜ちゃんのキレイな 鎖骨も見れた事だし
まあ、ゆっくりしてよ………。」
そ―言って和くんは、扉を閉めた。
ええ! ってか、鎖骨見えてたんだ。
口まで湯船につけてたのに………。
そして、全てを終え、バスル―ムを後にした。
リビングに居る和くんへ
陽菜 「お風呂………入る!?」
和也 「う……ん………。 入りますか………。」
そ―言って、和くんはバスル―ムへ消えて行った。
はあ―――――、なんか気が抜けた………。
ってか、今……………家、抜けれる!?
イヤ………勝手に出るとまた………なんか言われるな………。
んんん――――なんか方法はないかな。
私がそんなことを考えてると、バスル―ムから声がした。
もお―なんだろう。
私はバスル―ムに向かった。
すると、バスタオルを下半身に巻いた和くんが………いた。
陽菜 「どうしたの!?」
和也 「ねぇ、このひげそりって………翔さんの!?」
陽菜 「う………うん。 そうだけど!?」
和也 「フッ……………使ってい?」
陽菜 「イヤ………ダメだよ。」
和也 「うん。 知ってる。」
陽菜 「はあ? 何それ………。」
和也 「別に………。 俺もひげそり使いたいから………
今度用意しといてよ………。」
陽菜 「えっ!? なんでよ。 ここにおいとく必要ないでしょ。」
私がそ―言うと、和くんは私を睨み、大きな声で
和也 「な…ん…か…言いましたか!?」
ううぅ、その目…………………。
何も言えなくなる…………………。
でも、思い切って口にした。
陽菜 「えっ……………また来るの!?」
和也 「フフフ、当たり前でしょ。
来て………いいんだよね?
忘れたとは 言わせませんよ………。」
あ……………そうだった……………。
言う事聞かないと………色々翔くんにばらされる。
もお―、なんでこんなことに なったんだろう。
これからどうしよう。
私は、はいはいと行って、リビングへ戻った。
あ―あ、今頃、翔くんの家で ま―ったりしてるはずなのにな―。
すると、和くんが全てを済ませ、またバスタオル1枚でやってきた。
和也 「ねぇ、なんか 服貸してよ。」
陽菜 「え!? ないよ………。来てた服 来たらいいじゃん。」
和也 「ヤダよ………………。 翔さんの服………ないの!?」
陽菜 「あ…あるけど………ダメだよ。」
和也 「なんでよ……………。 わかった…………。
じゃあ………このままいるしかないですね………。」
陽菜 「え!? ちょ…ちょっと……………それは………………」
和也 「フン………じゃあ貸しなさいよ………ねっ!?」
陽菜 「あ…………………はい…………。」
私は 仕方なく翔くんのグレ―のスウェットを貸した。
ヤダな―、バレたら どうするのよ………。
そして、バスル―ムに着替えに行った 和くんが戻ってきた。
和也 「さあ――、今から どうします!?」
陽菜 「えっ!? どうもしませんけど!?」
和也 「あ、そお―。 陽菜ちゃんは どこで寝るの?」
陽菜 「え………ベッドに決まってるじゃん。」
和也 「フフフ、奇遇ですね―。 俺と一緒だぁ。」
陽菜 「はあ!? なんでよ………。
和くんは ここで寝てよ。」
和也 「夜はまだ………冷えるんですよ。
風邪引いたら どうしてくれるんですか!?」
陽菜 「うぅ、そんなの 知らないよ――。 もお―。
早く………翔くんに………会いたい…………。」
私は、悲しくなって つい翔くんの名前を出してしまった。
和也 「そ―ですか。 そんなに翔さんに会いたいんですか。」
陽菜 「う…………ん…………………、会いたい………………。」
私が泣きそうな声で言うと………
和也 「分かりました。 じゃあ………今日は俺が
翔さんの代わりを してあげますよ………。」
陽菜 「えっ!? ど―ゆ―こと!?」
和也 「フフ、 そ―ゆ―ことですよ。」
そ―言って和くんは 寝室へと行った。
私は、訳が分からなかった………。
そして、私も和くんの後を追って………寝室へと 歩いて行った………………………。
つづく