私はあなたに恋をした #21(妄想小説…櫻井翔)

すると、私たちの目の前に

タオルを下半身に巻いた 男3人が現れた。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

雅紀  「じゃ――――――ん。」
翔    「え? じゃ――んって何だよ。」
和也  「ははは、相葉さん 何それ………。」
雅紀  「え! 何が!? 来ましたよってことじゃん。
    ニノも翔ちゃんも 笑っちゃってさ………。」

それにつられて、私と茜ちゃんも笑ってしまった。

相葉くんのおかげで、緊張の糸が切れた………。

そして、3人は湯船に入ってきた。

翔くんは私の隣へ………

和くんは茜ちゃんの隣に………

相葉くんは……………フフフ………泳いでんじゃん………。

そんな相葉くんを見ながら私たち4人は他愛もない会話をする。

和也  「今日は、食事 翔さんの部屋に 5人 頼んでるんだっけ!?」
翔    「うん…………ってそれ、ニノが言ったんだからね!」
和也  「はは―、そうでした………。」

何それ、わざとらしい………。

翔    「あっち―。俺 そろそろ 出るわ―。」
雅紀  「じゃあ俺は サウナ行ってくる―。」

ふと横を見ると、茜ちゃん……………ボ―っとしてる!?

陽菜  「あ………茜ちゃん? 大丈夫!?」
茜   「あ………………うん…………。私も出ようかな………………。」

すると、歩き始めた翔くんの脚が止まっって、

こっちを振り向いた。

翔    「茜ちゃん大丈夫? ニノ………まだ出ないの?」
和也  「うん………もうちょっと………空 見てたい…………………。」

ええ!何それ?

じゃあ、私が行くしかないよね………。

そして、私が湯船から立ちあがろうとした瞬間

手首をグッと 引っ張られ、また湯船へと 浸かってしまった。

翔    「分かった………。 じゃあ俺が部屋まで 送るよ。」

そう言うと、茜ちゃんの肩に………素肌に触れ………

翔くんと茜ちゃんは、出て行った。

それをただ じ――――っと見てた。

2人が 見えなくなるまで…………………………………

すごく 胸が痛かった………。

何もないのは 分かってるけど………

やっぱり 素肌に触れてるのを

見ちゃったらね………ヤダな…………………………………………。

和也  「何!? ヤキモチ 妬いてんの?」

和くんがニヤニヤしながら、言ってきた。

陽菜  「もお――! なんでさっき 止めたのよ!」
和也  「フン……………なんでか わかんないの!?」
陽菜  「え………わかんないよ……………。」
和也  「まっ、 わかんなくていいけど………。」
陽菜  「はぁ!? 何それ………。 わけわかんない………。」
和也  「………で……………この状況で どうします?」
陽菜  「どうもしませんけど………。 ってか、私ももう出るよ。」

そして、再び、湯船から立ちあがろうとした瞬間………………

また………手首を掴まれた………。

陽菜  「だから……ナニ!?」
和也  「…………う…………ん……………………。
    あとちょっとだけ。 あとちょっとだけでいいから
    横にいてよ…………………。」

真顔でそんな事を言う和くんは……………

どこか 切ない目をしてた………。

だから………嫌って………言えなかった………。

私は黙って、もう一度 湯船に入る。

しばらく 沈黙が続く……………

すると先に口を開いたのは………

和也  「あのさ……………茜………今日 様子 変?」
陽菜  「え………。 あ、緊張してるみたいだよ………。」
和也  「そっかぁ―。 茜は………ヤ りたいのかな!?」
陽菜  「え! それは 直接 茜ちゃんに聞いたら?」
和也  「はあ? 聞けね―よ。
    茜は………純粋だからな―。」
陽菜  「……………………。 じゃあ、和くんがしたいって思えば
    すればいいんじゃない?」
和也  「えっ!? したいって思えば………していいの?」
陽菜  「うん………。 いいと思うよ。」
和也  「へ―――。 それは 相手が誰でも……………………………?」

そ―言うと、和くんはまた あの切ない目をした……………………………………

                    つづく

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