私はあなたに恋をした #23(妄想小説…櫻井翔)
和也 「遠慮すんなって……………。」
和くんは、そ―言ってお得意の ニヤニヤ顔をした。
そして、和くんのその手が 私の方へと 伸びてきた……………………………
その伸びてきた手が 私に触れる直前に………
陽菜 「じゃあ………上着だけ………着せてくれる!?」
和也 「うん。 わかった………」
そして、支えてもらいながら………上着を着た。
和也 「まだ、ボ―っとしてる?」
陽菜 「………うん。 さっきよりは ましだけどね………。」
和也 「そっかぁ、じゃあ もうちょっとだけ休憩してこうか。」
陽菜 「うん………ごめんね………………。」
和也 「なに? やけに素直じゃん。」
陽菜 「なによ………普段私………どんだけ ひねくれてると思ってんの!?」
和也 「フハハ………まあまあ………でもさっ………………
ごめん………よりも ありがとう………って言ってよ。
俺は その方が うれしんだけど。」
陽菜 「……………何それ………。 そんなかっこいいこと言えるんだ!?」
和也 「何それって、なんだよ…………………。
俺だって………たまには 言うよ……………。」
陽菜 「へ――。 なんか 似合わない………。」
和也 「似合わなくてもけっこう………。
でも、好きな子の前でかっこつけて
なにが わりぃ―んだよ。」
そ―言って私を 見つめた。
んっ??????
陽菜 「え!? ど――ゆ――こ…と!?」
和也 「さあ―。 ど―ゆ―ことでしょう。
たまには、自分で 考えなさい。」
陽菜 「ん!? ますます 意味がわかんない………。」
和也 「さっ………そろそろホントに戻らないと………。
翔さん、心配しますよ。」
陽菜 「うん……………。 ありがとう。」
そ―言って私は 優しく笑った………。
和也 「フフ………どういたしまして。」
そして、この後 和くんは男湯へ行き、着替え
私も 浴衣を身にまとった。
そして、私たちは みんなが待つ部屋へと 戻っていった。
すると、もうお料理やお酒が並べられていた。
翔 「陽菜、ニノ、おせぇ―よ。」
和也 「ごめん、ごめん。 陽菜ちゃんがちょっと のぼせちゃって………。」
翔 「えっ………。 そ―なの!?」
陽菜 「うん………。 でももう大丈夫だから………。」
翔 「ホント? ほら………取りあえずここ………座りなよ。」
そ―言って、翔くんは隣の席を 指さした。
私は、言われるがまま 席へ座った。
翔くんの前には、和くんが座り………
私の前には、茜ちゃんが座り………
翔くんと和くんの横に相葉くんが座る………。
みんな 食べて………飲んで………しゃべって………
楽しい時間は ドンドン過ぎて行った………
私も少し酔ってしまい………ボ―っとしてると………
翔 「も―そろそろ みんな 部屋戻ってよ―。」
雅紀 「ええ――。 まだいいじゃん。 俺、戻っても1人だもん。」
翔 「………ちょっとは、気ぃ―使えよ―。」
雅紀 「わかったわかった………。 後ちょっとだけだからさっ。
ねっ、翔ちゃん。」
翔 「はいはい………あと ちょっとだけね………。」
翔くんは、そ―言ったけど………酔ってるせいか
隣に座る私の 膝に手を置いて来た………。
陽菜 「!!!」
すると、翔くんが私の耳元へ近づいて来て………小声で
翔 「ひ―な―、早く もっと触れてぇ―よ―。」
陽菜 「しょおくん………あとでね…………………。」
翔 「え―――、酒入ってるせいか………止めらんねぇんだけど。」
そ―言うと、膝に置いてあった手を………浴衣の中に忍ばせてきた。
陽菜 「ちょ…ちょっと………翔くん………。」
すると、翔くんは いきなり立ち上がり、皆に向かって
翔 「俺………も―ダメだわ………。
ちょっと、ニノたちの部屋………借りてい?」
陽菜 「え…………!?」
茜 「ど…う…ぞ………………」
茜ちゃんは優しい笑顔で、そ―言った。
和くんは………黙ったまま………こちらも見ず、お酒を飲んでいた。
翔 「ありがとう。」
翔くんはそ―言うと、私の手首を引っ張って
和くんたちの部屋へ私を 連れて行った。
部屋に入った瞬間、翔くんは 激しいキスをしてきた。
そして 私たちはそのまま………一つになった………
翔 「陽菜。 ちょっと水………買ってくるわ。」
陽菜 「うん。 ここで待ってるね。」
翔くんがこの部屋の扉を開けた瞬間………
その扉の方から声が聞こえた。
翔 「うわ。 ビックリした―。 なんでここに いんだよニノ。」
和也 「イヤ………茜と相葉くん………寝ちゃった………。
翔さんたちの部屋で………。」
翔 「え!? マジ!?
取りあえず 終わったから部屋………上がってて。
陽菜がいるけど………俺、水買ってくるから。」
和也 「お―、わかった。 いってらっしゃい。」
すると、和くんが部屋に入ってきた。
私はまだ少し 浴衣が乱れていた。
なんか……………気まずい………………。
私の首筋には……………………翔くんに付けられた痕が………
数か所ある………。
きっと 見えてる………。
和と目が合うが………和は何も言わない………。
陽菜 「あ…茜ちゃん………寝ちゃったの!?」
和也 「うん………。」
陽菜 「そっか………残念だね………。」
私は特に深い意味を考えずそ―言った。
けど、和くんは………
和也 「なんだよ………それ。
自分は翔さんとヤ ったからって
随分 余裕だね。」
陽菜 「え………別にそ―ゆ―意味で言ったんじゃ………。」
和也 「首筋にそんな痕つけて………浴衣も乱れて………
いかにも 翔さんに抱かれましたって感じ かもし出して………
そ―ゆ―意味にしか とれねぇ―よ!」
和くんが大声で怒鳴った。
こんな 怒鳴り声は初めてで 私は硬直してしまった。
すると、和くんが私に近づき……………
和也 「………ごめん………怒鳴って…………………
つい………カッとなって……………」
そ―言うと、翔くんに付けられた首筋の痕に………
……………そっと触れてきた…………………………………
つづく