私はあなたに恋をした #51(妄想小説…櫻井翔)

ベッドに横になり、目を瞑った。

が、視線が気になって………寝れないじゃんか。

パッと目を開けると、相葉くんがこっちを向いてて、

肘をついて、手を頬に添え………見ていた。

陽菜  「………寝ないの………?」
雅紀  「陽菜が、寝たらね。 イヤ………朝まで見てよ―っかな。」
陽菜  「ヤメテよ。」
雅紀  「なんで………?」
陽菜  「そんなに見られてると、寝れないよ。」
雅紀  「じゃあ……………起きとく?」
陽菜  「眠くなるまでなら、いいよ。」
雅紀  「ねぇ……………ニノのどこが好きなの?」

相葉くんは、そ―言いながら天井の方を向いた。

陽菜  「ん――。 どこだろう………。」
雅紀  「え………? わかんないの?」
陽菜  「ん………、いつの間にか………だからな―。
    どこって聞かれると………わかんないよ。」
雅紀  「そ―ゆ―もん?」
陽菜  「そ―ゆ―もんでしょ。 恋………って………。」
雅紀  「いいなぁ………。 ニノになりたいな―。」

天井を向いていた相葉くんがまたこっちへ向き直る。

陽菜  「ええ……………」
雅紀  「あ――。 せめて 翔ちゃんでも、良かったかな!?」
陽菜  「もぉ―、 何言ってんの!?」
雅紀  「アハハ………」

相葉くんって、本気なんだか………ウソなんだか………

よくわかんないや……………。

私は、目を瞑った………。

雅紀  「え………寝んの!?」
陽菜  「………………」
雅紀  「ん? 寝ちゃうの!?」
陽菜  「もお! 今、寝れそうだったのに………。」
雅紀  「あ………ごめん………」

そんなに悲しい顔しなくても……………

陽菜  「あ………ごめん………つい………」
雅紀  「ううん。 いいよ……。 陽菜………目ぇ 瞑って。」
陽菜  「うん……………」

そして私は、また 目を瞑った。

早く寝て……………明日になってほしいな………。

すると、 布団の中で………何かが 動く……………

私は……………………手を握られた………………………

私は、片目だけ 開けて 相葉くんの方を見た。

雅紀  「最初で 最後だから………」

私はまた………目を 瞑った。

すると今度は………握っていた手が………少し引っ張られる。

ん………? 相葉くんの 胸の上だ………………………

腕を 抱きしめられてる。

また少し………上に 動いた。

今度は、 顎ら………へ……ん…………? 

と思った瞬間……………手に 柔らかい感触が…………

くち…………び………る…………?

私は、目を瞑ったまま 手を払いのけた。

そして、自分のお腹の上で 手と手を組む。

雅紀  「陽菜の……ケチ……」

ケチで けっこう………和くんに怒られちゃうよ。

そして やっと………眠りについた。

この後………相葉くんが、私の寝顔を見ていたかは………わからない。

翌朝………

私が目を覚ますと………相葉くんはまだ寝ていた。

取りあえず………まだ大丈夫か………………。

私は、キッチンへ行き、お湯を沸かす。

和くん………何時に来るかな………?

ボ――っとしながら、考えていた。

ってか、相葉くん……………いたら………ダメかな?

先に帰ってもらった方がいいかな?

うん、起きたら 帰ってもらおう。

すると、メ―ルが来た。

『ごめん、まだ翔さんとこにいるんだ。

 まだ………行けそうにない………。   和』

だった………。

翔くんとこに、泊まったんだ。

私は、お湯を止め、 相葉くんはほっといて………

ス―パ―へ買い出しに行った。

食材を買い………家までの 道を歩く。

早く 会いたいな―。

家に着き、鍵でドアを開けようとすると、

ドアが 開いていた……………………………

              つづく

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