私はあなたに恋をした #54(妄想小説…櫻井翔)

雅紀　　｢ニノ……………俺を迎えに来たんだろ。　おまたせ。｣
翔　　　｢え！　ニノ……………相葉くんがここにいること………
　　　　知らなかったよ………………………。｣
雅紀　　｢え…………？｣
翔　　　｢………ど―ゆ―こと？｣
和也　　｢あ―――。　もぉ―、めんどくせぇ―わ。
　　　　翔さん……………………俺だよ。｣
翔　　　｢なにが………？｣
陽菜　　｢和くん………！｣

私が名前を叫ぶが……………もぉ―、遅かった。

和也　　｢もぉ―、いいだろ………………。　陽菜………。｣
翔　　　｢なんだよ………。　ど―ゆ―ことだよ。｣
和也　　｢相葉さん……………じゃなくて………俺ってこと。｣
翔　　　｢え………？｣
和也　　｢相葉さんは………………全部、演技。｣

すると、相葉くんが和くんの横に座る。

表情は、とても固い。

翔　　　｢え！　相葉くんが………演技………？｣
雅紀　　｢ごめん………しょうちゃん………。｣
和也　　｢俺……………陽菜が　好きなんだ………｣
翔　　　｢わけ………わかんないんだけど………｣
和也　　｢陽菜は………………｣
陽菜　　｢翔くん、ごめんね。　私は、相葉くんじゃなくて………
　　　　和くんが………好きなの。｣
翔　　　｢え………………。　だって俺………ニノに相談………｣
和也　　｢そん時俺………あきらめたら？　って言ったよね。｣
翔　　　｢………｣
和也　　｢あれは………俺が。　陽菜を盗られたくなかったから………｣
翔　　　｢ウソ………だ……………。　俺を騙したのか？｣
雅紀　　｢ごめん………。　俺が、ニノに　協力するって言ったんだ。
　　　　俺が……………全部　悪い………。｣
翔　　　｢陽菜と…………………ニノ……が………………｣
陽菜　　｢………｣
翔　　　｢ニノ………いつからだよ。
　　　　いつから、陽菜のこと………｣
和也　　｢………初めて会った日………からだよ………。｣
翔　　　｢じゃあ……………マリちゃんは………？｣
和也　　｢………ごめん………｣
翔　　　｢マジかよ…………………｣
陽菜　　｢翔くん…………ごめんなさい……ウソついて………｣
翔　　　｢陽菜………。　そんな切ない顔で、見つめんなよ。
　　　　すっげぇ―、触れたくなったじゃん。｣
和也　　｢ダメだよ………｣
陽菜　　｢！！！｣
翔　　　｢へ――。　もぉ―、遠慮なしってことか………。｣
和也　　｢陽菜はもぉ―、俺のだから………………｣
陽菜　　｢/////｣
翔　　　｢ん？　じゃあさ―、なんで………相葉くんが泊まってたの？｣
和也　　｢そ―だよ。　それ、俺も聞きたい！　なんでだよ？
　　　　あなた、知ってたでしょ。　俺らのこと。｣
雅紀　　｢ん…………あ――――、それはね―――。｣
和也　　｢おい！　なんでだよ。　早く言えよ。｣
雅紀　　｢俺が……………泊まりたいって………言ったんだ。｣
和也　　｢はあ？　だから、なんで？｣
雅紀　　｢好きだから………………｣
和也　　｢えええ？｣
翔　　　｢えええ？｣
雅紀　　｢ハハ、そ―ゆ―こと。　でも、それだけ。｣
和也　　｢マジかよ。　なんかわけわかんねぇ―わ。｣
翔　　　｢イヤ……………それはこっちのセリフだよ。｣
陽菜　　｢ああ！！！！｣
翔　　　｢！！！｣
雅紀　　｢！！！｣
和也　　｢！！！｣
和也　　｢なに？｣
陽菜　　｢さっきのメ―ル………なに？
　　　　翔くんといるって………言ったのに、その後すぐ
　　　　翔くんは………うちに来たの………。　ど―ゆ―こと？｣

和也　　｢ああ……………………あれは……………………………………｣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく