私はあなたに恋をした #57(妄想小説…櫻井翔)
マリちゃん………和くんの事 本気なんだ………。
私はまた……………人を傷つけて しまったの?
私は……………人を 傷つけないと 生きていけないの?
私が……………和くんと 離れたら………みんな幸せに なれたのかな?
胸が キュ―っと 締め付けられた。
陽菜 「和くんも……………一緒に 帰ってあげる?」
和也 「え…………、なに言ってんの?」
陽菜 「マリちゃん……………寂しいんだよ………」
和也 「そ―だとしても、なんで 俺が………」
陽菜 「きっと………和くんじゃないと………それは消えない。」
和也 「なにが 言いたいの?」
陽菜 「私って………………ホントに必要?」
和也 「………………呆れた………………まさか、そんなこと言うなんて………」
陽菜 「………」
和也 「陽菜………俺………………マリんとこ行くわ!
…………って、言って欲しいの?」
陽菜 「そ―じゃないけど………。」
和也 「じゃあ……………なんだよ…………」
和くんが、悲しい眼をした。
また…………人を傷つけてしまった………。
黙る私に………和くんが 口を開いた。
和也 「俺は……………陽菜が 好きだ………………
陽菜以外………考えられない。
他の誰かじゃ………ダメなんだ………。」
陽菜 「かず…………くん…………………」
私は、 涙が溢れてきた。
その言葉が、嬉しくて 嬉しくて………
和也 「陽菜は……………? ど―なんだよ?
俺以外……………でも い―のか?」
陽菜 「そんなの、ダメに………決まってる……………
和くんじゃなきゃ………イヤだよ。」
和也 「だったら……………そんなこと 言うなよ。」
陽菜 「……………ごめんなさい……………」
マリ 「はい!!! ここで終わり!!!!!」
陽菜 「え……………?」
和也 「え……………?」
和也 「なんだよ………急に。」
マリ 「分かったよ―。 2人とも………ホントに好きなんだね。」
和也 「だから、なに?」
マリ 「私の入る隙は………ないってことね………。」
陽菜 「マリちゃん………?」
マリ 「まさかだったよ………。 いきなり喧嘩始まっちゃっうんだもん………」
陽菜 「……………」
マリ 「でも、これで 分かった…………」
和也 「だから………なんだよ………。」
マリ 「ふふふ………。 じ…つ…は………頼まれたの………。」
和也 「ええ…………、誰に? 何を………?」
陽菜 「もしかして…………………翔くん………?」
和也 「え………!!!」
マリ 「フフ………………違うよ………。」
陽菜 「じゃあ……………誰……………?」
マリちゃんが……………和くんの顔を見る………。
え………………誰…………………?
マリ 「茜ちゃんだよ………………。」
陽菜 「え………………」
和也 「え………………」
和也 「なん…………で…………………?」
陽菜 「茜ちゃんが………? なんで………………?」
マリ 「ビックリした………?
実は、ずっと 相談に乗ってたの」
陽菜 「え………。」
マリ 「茜ちゃん………まだ 和の事………好きなんだよ。」
つづく