恋の居場所 #12(妄想小説…二宮和也)

陽菜　　｢呑気って…………………。　ひどい………。｣

お互い………傷つけあって………なにしてんだろう。

私たち…………………………この先、大丈夫かな？

和也　　｢あ………。　ごめん…………。
　　　　でも、陽菜は………スキありすぎじゃない？｣
陽菜　　｢え………。　何よ………………。
　　　　ただ話してただけじゃん。｣
和也　　｢ど―かな………。｣
陽菜　　｢そっちだって………、デレデレしてたんじゃないの？｣
和也　　｢してねぇ―よ。｣
陽菜　　｢ど―だか………………。｣

沈黙に、なった…………………。

陽菜　　｢私………明日も仕事だから………帰ろっかな………。｣
和也　　｢え………。　今、来たとこじゃん。｣
陽菜　　｢だって………………｣
和也　　｢帰んなよ………｣
陽菜　　｢………………｣
和也　　｢やっと………会えたのに………。｣
陽菜　　｢………う………ん…………。｣
和也　　｢俺が………あんなメ―ルしたから………。
　　　　ホント、ごめん………。　だから、帰んなよ………。｣
陽菜　　｢うん………。　私も遅れちゃって………ごめん。｣
和也　　｢………………じゃあ………こっち来いよ………。｣
陽菜　　｢うん………。｣

私は、和くんの前に座る。

和くんは、私の肩に顎を乗せ、

和也　　｢今日……………泊まったら？｣
陽菜　　｢え………｣
和也　　｢こっから、会社行けばいいじゃん。｣
陽菜　　｢でも、着替えないし………｣
和也　　｢い―じゃん、別に………。　誰も気づかねぇ―よ。｣

でも、明日って……………仕事終わって、

石原さんと潤くんと食事しに行くよね………

陽菜　　｢明日………仕事終わってそのまま食事に行くから
　　　　やっぱり、帰るよ。｣
和也　　｢え………。　食事？｣
陽菜　　｢うん。　私の先輩がさ―、潤くんの事好きで、協力してって………
　　　　その協力が、明日なの……………。｣
和也　　｢陽菜が………協力してあげんの？｣
陽菜　　｢うん。　そ―だよ。｣
和也　　｢できんの？｣
陽菜　　｢出来るよ。　だから………帰るよ。｣
和也　　｢え――――。　理由………それだけ？｣
陽菜　　｢うん………。｣
和也　　｢………ちょっと、待ってて。｣

和くんは、私から離れ、バタバタ動き出した。

ん？　急に………何してんだろう。

大きいカバン………？　服？　

和也　　｢さ………行こっか………｣
陽菜　　｢え？｣
和也　　｢陽菜んち………………行くよ。｣
陽菜　　｢ええ………！　なんで？｣
和也　　｢なんでって………………泊まるんだよ。｣
陽菜　　｢そんな、わざわざ………私の家に………？｣
和也　　｢だって、陽菜………泊まってくれないんでしょ？｣
陽菜　　｢うん………。　今日はね………。｣
和也　　｢だから―……………、行くんだよ。｣
陽菜　　｢ん………｣
和也　　｢俺が………陽菜と一緒に、寝たいの………。｣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく