恋の居場所 #19(妄想小説…二宮和也)

潤   「はあ? 今日は約束っだったでしょ………」
陽菜  「あ……………覚えてたんだ…………」
潤   「当たり前じゃん。

    今日は……………………帰さないから………………………………………………」

陽菜  「はいはい、わかりましたよ―。」
潤   「………」
陽菜  「ん? なに?黙っちゃって………………。」
潤   「はは………いいよ。 もぉ―、ゆっくりでい―や。」
陽菜  「え? なにが………?」
潤   「なんもねぇ―よ。 さ、行くぞ!」
陽菜  「……………どこ行くの?」
潤   「う――ん。 そ―だな―、朝までだから、俺んち来る?」
陽菜  「………行きませんけど………」
潤   「やっぱり―? 来てほしかったな―。」
陽菜  「じゃあ、石原さんと一緒に行くよ。」
潤   「なんでここで、石原さんが出てくんだよ。」
陽菜  「え…………別に…………」
潤   「陽菜、石原さんの事………苦手なんでしょ?」
陽菜  「あ! あはは…………そ―だったっけ?」
潤   「自分で言ったんじゃん。」
陽菜  「そ――――だったような……………?」
潤   「もぉ―、どっちでもい―けどね………。」
陽菜  「ははは」
潤   「じゃあ………2件目行く?」
陽菜  「うん……………」

この時、時計は深夜0時を指していた。

ちょうど席に座った時、私の携帯に着信が来た。

陽菜  「あ、 ちょっと出るね。」
潤   「うん。」
陽菜  「もしもし………」
和也  「陽菜―。 まだ帰って来ない?」
陽菜  「うん………。 まだだよ。」
和也  「え―。 まだ3人で飲んでんの?」

え………、どうしよう。

心配させないために………

陽菜  「うん………。 今、2件目に来てる。」
和也  「そっかぁ………。」
陽菜  「だから、寝ててよ―。」
和也  「う―ん。 寝れたらね………」
陽菜  「じゃあ………切るよ?」
和也  「うん………、じゃあ………」

ウソ………ついちゃった………

心配させないためだから………これくれいいいよね………。

潤   「彼氏………?」
陽菜  「うん………、そ―なの。 私の家に泊まってて………」
潤   「え!そ―なの?」
陽菜  「そ―。帰ってって言ったんだけどね………遅くなるから。」
潤   「遅くなるって……………言ったんだ………」
陽菜  「うん………。 なんで?」
潤   「イヤ………。 帰らなくて、大丈夫?」
陽菜  「う………う――ん………。 気にはなるけどね。」
潤   「ってか、約束だから………まだ帰さない。」
陽菜  「だよね………約束だもんね………。
    だから、大丈夫。 もう寝るんじゃない?」
潤   「もぉ―、邪魔しないでほしいな~。」
陽菜  「え………?」
潤   「せっかく、同僚と楽しく話してるのにさ―。」
陽菜  「ふふふ……………そ―だよね―。
    楽しく飲んでんだから~。」
潤   「………陽菜、酔ってる?」
陽菜  「ううん………。 大丈夫だよ。」
潤   「そお? でも………隣に行っていい………………?」

                   つづく

このページの先頭へ