恋の居場所 #27(妄想小説…二宮和也)
あれ? で、なんの話してたっけ?
和也 「陽菜………。」
陽菜 「ん?」
和也 「俺………やっぱ仕事、休むわ………………………」
陽菜 「え、仕事だったんだ?」
和也 「午前中だけね………。」
陽菜 「いいの?」
和也 「うん、いいの。 相葉さんにフォロ―してもらうよ。」
陽菜 「相葉くん………」
和也 「………なに?」
陽菜 「イヤ………元気かな―って、思って。」
和也 「元気元気………。」
陽菜 「そっかぁ………。」
和也 「ねぇ、今日は家で ゴロゴロしよ―よ。」
陽菜 「え、家にいるの?」
和也 「うん。 だって、久々じゃん。 2人でいれるの。」
陽菜 「ってか、和くんは、家………帰んないの?」
和也 「うん。 ここにいる。」
陽菜 「え? まさか………今日も泊まる気?」
和也 「うん、ダメ?」
陽菜 「え、明日は日曜だからさ………出かけようと思ってたの。」
和也 「え―――!」
陽菜 「和くんも、誰かと出かけたら?」
和也 「………誰とだよ………」
陽菜 「え………わかんないけど………。 相葉くん………とか?」
和也 「え、やだよ。毎日、仕事場で会ってんだから。」
陽菜 「じゃあ、ど―すんの?」
和也 「だから、陽菜と………」
陽菜 「明日は、1回 家に戻ったら?」
和也 「なんだよ、そんなに帰ってほしいの?」
陽菜 「イヤ、そ―じゃなくて………。 自分のしたいこともあるしさ………」
和也 「………」
和くんが、下を向いた。
怒ってるの?
拗ねちゃった?
ふふ、かわいい。
私は、そんな和くんの顔をそ―っと、覗き込む。
すると、和くんがこっちを向く。
和也 「陽菜………。 俺のこと、好き?」
陽菜 「………好き? だよ………」
ふふ、かわいくって………そんな言い方をした。
和也 「ねぇ、もし………俺が瞳ちゃんとなんかあったら、イヤ?」
陽菜 「え、なんで急に瞳ちゃんが出てくんの?」
私の心の中が、一変した。
和也 「………イヤ………?」
陽菜 「嫌に決まってるじゃん。 なんなの?」
和也 「ククク………。 やっぱ、俺のこと好きなんだね。
安心した………」
陽菜 「え………。 で?瞳ちゃんと、なんかあんの?」
和也 「あったら………………ど―しよ―――。」
陽菜 「和くん!」
和也 「は―い。 なんでしょう?」
陽菜 「もぉ………」
私は、モヤモヤしたまま、寝室へ行った。
なんか………やだな。
和くんの口から、瞳ちゃん………って名前聞くの。
ってか、ホントにあの子と、バ―ベキュ―行くの?
仲良くなれる自信………ないな。
しばらくして、リビングへ行くと、和くんはゲ―ムをしてた。
え………仕事行けば良かったのに………。
和也 「陽菜。 ちょっと、ここ座ってよ。」
陽菜 「う……ん………。」
私は、ゲ―ムをしてる和くんの横に座る。
和也 「ねぇ………やる?」
陽菜 「え! なにを?」
和也 「なにをって………ここ座ったらゲ―ムでしょ。
他になんかあんの?」
陽菜 「ん、なんもないです。」
ビックリした………、ゲ―ムか。
すると、RRRRRRR♪
陽菜 「鳴ってるよ?」
和也 「あ、うん。 もしもし。」
……………………………
和也 「あ、相葉さん。 ありがとう。」
…………………………
和也 「え、 今? どこでもいいじゃん。」
………………………
和也 「もぉ―、陽菜んちだよ。」
………………………
和也 「うお……、声、でけ―よ。」
………………………
陽菜 「相葉くん………?」
私は、和に向って小さな声で言う。
って………無視しないでよ。
和也 「え………。ダメだよ。 来るなよ。」
陽菜 「ちょっと、電話変わってよ。」
和也 「ダメ! ん?あ、陽菜が………」
私は、和くんの耳元から携帯を抜き取った。
陽菜 「もしもし………?相葉くん?」
雅紀 「お!陽菜ちゃん。久しぶり。」
陽菜 「うん、久しぶり。」
雅紀 「久々に会いたいな―。 そっち………行っていい?」
陽菜 「ん? 別に………い―よ。ねぇ、和くん?」
私は、和くんの方を見ながら、そ―言った。
つづく