恋の居場所 #39(妄想小説…二宮和也)
さて、今日は帰ってすぐ、寝よっ。
そして、会社を出ると、なんか見たことあるような後ろ姿。
そこにいたのは………………………
すると、その人がこっちを振り返る。
陽菜 「!!! 潤くん!!! なんで………?」
潤 「お疲れ。 はい………」
そ―言って、缶コ―ヒ―を差し出してくれた。
陽菜 「あ、ありがとう。………なんで………?」
潤 「フフ………なんでだろうね。 気付くと、ここにいた。」
陽菜 「え、気付くと………?」
潤 「ま、細かい事は 気にすんなって………」
陽菜 「え……あ、うん。 ありがとう………」
潤 「ど―する?1杯だけ、飲む?」
陽菜 「え………ん―――。」
ここで帰るって言ったら………悪いかな?!
潤 「ね、1杯だけ………」
陽菜 「うん………、1杯だけだよ。」
サッと飲んじゃって………帰ろう。
潤 「じゃあ、今日は屋台でいい?」
陽菜 「うん、すぐ帰るからどこでも………」
潤 「………じゃあ、あそこ。」
私たちは、席につき、お酒を注文した。
1杯だけ………。
潤 「じゃあ、お疲れ様。」
陽菜 「お疲れ様。」
私たちは、乾杯した。
潤 「明日は火曜日………後5日か。 バ―ベキュ―まで。」
陽菜 「うん。 ってか、まさか泊まりだなんて………。」
潤 「俺も。 バ―ベキュ―だけかと思ってた。」
陽菜 「………瞳ちゃんが、言ったのかな………?!」
潤 「和は、なんか言ってた?」
陽菜 「ううん。 何も言ってない。」
潤 「じゃあ、2人で話したのかもね………?」
陽菜 「え………、まさか和くんは泊まりだなんて、言わないでしょ。」
潤 「そんなのわかんないしょ………。」
陽菜 「まっ、どっちでもいいよ。 ど―せ私は、和くんと一緒の部屋だし。」
潤 「え……………! 違うでしょ………。」
陽菜 「え………? なんで?」
潤 「2人一緒なら、初対面の俺と瞳ちゃんど―すんの。
一緒なんて………無理だよ。」
陽菜 「ダ………メ………?」
潤 「ダメ! っていうか、ヤダよ。」
陽菜 「……………、じゃあ、ど―すんのよ!」
潤 「俺と………………陽菜……とか?」
陽菜 「え! ダメ! 和くんと瞳ちゃんが一緒になるじゃん。」
潤 「………そっちを否定………? じゃあ、こっちはいいの?」
陽菜 「え、あっ………もちろん、ダメだよ。」
潤 「………やっぱりね………」
陽菜 「………ダメダメ………」
潤 「じゃあ………男同士、女同士………か?」
陽菜 「え、それもヤダよ。 気まずい………」
潤 「じゃあ、ど―すんだよ。 3つのどれかしかねぇ―よ。」
陽菜 「だから、和くんとがいいって………。」
潤 「絶対ダメだから………」
真剣な眼差しで私を見つめる潤くん。
そんなに初対面の人は、ダメなの?
顔とスタイル見て、いいじゃんって………態度変わったりして?
陽菜 「じゃあ、当日決める? 和くんの意見も聞きたいし。」
潤 「うん………、わかった。」
まさか、部屋割でこんなに不安になるなんて………
私は、てっきり和くんと一緒だと思ってた。
そもそも部屋は2つあるのかな?
それさえも、聞いてなかった。
今度和くんが来たら、聞いてみよう。
なんか………会いたくなって来ちゃった。
今………相葉くんと一緒って言ってたよね。
社会人になると、前のように簡単には会えないね。
家も、少し遠いし………
潤 「あ―、なんかちょっと酔ってきた。
やっぱ酒は、回るわ~。」
陽菜 「え………。 私は、ゆっくり飲んでんのに。
潤くん、日本酒 何杯目?」
潤 「ん――、 わかんないや………」
ええ………大丈夫なの………?
これ飲んだら、帰りたいんだけどな。
私は無事……………帰れるのかな…………………………?
つづく