恋の居場所 #50(妄想小説…二宮和也)

潤   「ちょっとは、遠慮してくれよ。」
陽菜  「あぁ、ごめんね。」
潤   「俺……………あきらめないから……………」

私は、ドキッとして、俯いた。

陽菜  「ああ! 潤くん! 明後日さ、車出せる?」
潤   「え? 当日?」
陽菜  「うん。 和くんの車さ、修理に出しちゃって………。 無理?」
潤   「え、全然いいよ。」
陽菜  「ホントに?! ありがとう。」
潤   「うん。 みんな迎えに行けばいいの?」
陽菜  「うん、そぉ―。 和と瞳ちゃんは同じマンションだから。」
潤   「じゃあ、先に陽菜 迎えに行くよ。」
陽菜  「うん………。 ありがとう。」
潤   「少しだけど………2人っきりになれるね?」
陽菜  「え………、ちょ…ちょっとだけね。」
潤   「ふふ………遠回り、してこうか?」
陽菜  「だ……だめだよ………。」
潤   「ウソだよ………。 そんな焦んなくても………。」

潤くんが、ニヤニヤ笑ってる………。

もぉ―、なんでこの人は、ドキドキさせるのが上手いの?

陽菜  「じゃあ、当日、よろしくね。」
潤   「うん。」

そして、お昼休憩は終わって、午後の仕事も済ませ、

私は家に帰った。

明後日の用意、しとこうっと………。

和くんから貰ったピアス。

これは、絶対につけていかないと。

って、あれからほぼつけてんだけどね。

……………会いたくなってきたな。

電話………してみよっ………

RRRRRRRRRR♪

和也  「もしもし?」
陽菜  「あ、和くん。 何してた?」
和也  「あ、今ね……………。 瞳ちゃんと話、してる。」
陽菜  「え………。 どこで?」
和也  「玄関だけど………?」
陽菜  「どっちの?」
和也  「俺んち………」
陽菜  「そぉ―。 お邪魔………だったかな―?」
和也  「え、別に………」

なにそれ………なんか、そっけない。

瞳ちゃんが横にいるから?

陽菜  「あ、そ―いえば、潤くん車 オッケ―だって。」
和也  「そぉ―。 良かった………。」
陽菜  「で、先に私を迎えに来て、そっち行くって。」
和也  「ええ………。 先に陽菜?」
陽菜  「うん。 そ―だよ。」
和也  「………ん―。 潤が来たら、連絡ちょ―だい。」
陽菜  「え? うん、わかった。」
和也  「……………」
陽菜  「あ………それだけ………。」
和也  「うん。 じゃあ………」
陽菜  「ちょ…ちょっと待って。」
和也  「なに?」
陽菜  「ホントは………声、聞きたかったから。」
和也  「あ、そ―だったの?」
陽菜  「うん。 でも………瞳ちゃんいるしね。 切るよ。」
和也  「あ―、うん。」
陽菜  「和くん……………、私の事好き?」
和也  「え、うん………。」
陽菜  「ちゃんと言ってよ。」
和也  「え………あ………。 後で電話するよ。」
陽菜  「!!! 瞳ちゃんがいるから?」
和也  「あ、うん……………。」
陽菜  「じゃあ、いい………。」
和也  「ごめん。 後でもっかい電話するよ。」
陽菜  「いいよ! もぉ―、寝るから。 じゃあね!ごゆっくり!」

そしてすぐに電話を切った。

……………………

ちょっと、感じ悪かったかな?

でも………なんかショックだった。

ああ―! もぉ―、寝よ!

翌朝………。

RRRRRRRRRRRRR♪

         つづく

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