恋の居場所 #68(妄想小説…二宮和也)

陽菜  「なに………?」

潤くんの方へ振り向く。

潤   「イヤ、あまりにもかわいいから………

    ………キス、したくなるじゃん……………………」

陽菜  「潤くん、何言ってんのよ。」
潤   「イヤ、本心だから………。」
陽菜  「はいはい。 わかったよ―――。」
潤   「やっぱ酔ってるだろ………。」

潤くんが、ホッペにチュッとしてきた。

ビクッとした私は、いくら酔ってるからといっても、

この行動には、目が覚めた。

ゆっくり、潤くんの方へ振り返る。

潤   「スキあり!」
陽菜  「あ……………もぉ! 潤くん!!!」
潤   「ハハ………ごめんごめん、ついね………。」

そ―いえば、瞳ちゃんがしたのって、

今の潤くんと同じ事………? だよね。

ってか、今頃あの2人は なに話してるんだろう。

いつもなら、気になって気になって、

潤くんとお話してる場合じゃないけど、

お酒のせいかな? 気持ちがましだ………。

潤   「陽菜と和ってさ―、いつ知り合ったの?」
陽菜  「大学4年の時………。 私の彼の………
    ともだちだったの。」
潤   「えっ! ともだち?」
陽菜  「そぉ―。 潤くん1回、会ったことあるよ。
    公園で話してる時に、声かけてきた男の人いたでしょ?
    あの人が……………元彼。」
潤   「ああ―! あの人! 確か自分で、
    元彼だって言ってたよね?」
陽菜  「え………そ―だっけ?」
潤   「うん。 すっげぇ―、優しそうな人だったけど?」
陽菜  「うん………そのと―りだよ。 優しくて、
    大好きだった…………………」
潤   「じゃあ、なんで?」
陽菜  「………なんでだろう………。 
    気付いたら、和くんの方を見てた。
    認めたくなかったんだけど………嘘、つけなかった。」
潤   「………そ―だったんだ。 その元彼とは?」
陽菜  「………連絡取ってないから、わかんない。
    最後は………認めてくれたんだよね。
    そんな人………裏切っちゃうなんて………」
潤   「………自分攻めんなよ。 そ―ゆ―運命だって、
    思えばい―んだよ。」
陽菜  「ふふふ………潤くん、ありがとう。
    なんか、潤くんには いっぱい助けてもらってるね。」
潤   「……………俺には、惚れない………?」
陽菜  「ふふ……………惚れたらどうしよっ………」

冗談っぽく、言ってみた。

潤   「………惚れてくれたら、うれしいなっ。」
陽菜  「ふふ……………でもね………私は和くんが………」

そのとき、潤くんに肩を抱かれて、

唇に………キスされた。

私は驚いて、その場を立ちあがった!

えっ………口に………

私がオドオドしてると、潤くんは………

潤   「ずっと………したいって思ってた…………………」

そ―言って………私を抱きしめた。

        つづく

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