恋の居場所 #71(妄想小説…二宮和也)

瞳   「え――、別に――。」

そ―言って瞳ちゃんは、キッチンへ手伝いに行った。

和也  「陽菜………。 潤って……………そんなに優しい?」
陽菜  「………………ヤキモチ?」
和也  「バッ………ちげぇ―よ。」
陽菜  「ふふふ……………和くんが、1番優し―よ。」
和也  「…………………あ、そぉ―。」
陽菜  「………照れてる?」
和也  「照れてねぇ―よ。 陽菜、後で覚えとけよ。」
陽菜  「えっ………あと……で……………?」

そ―聞いた時、潤くんと瞳ちゃんが戻ってきた。

潤   「はい、ここに置くよ。」
陽菜  「うん、ありがとう。」
瞳   「はい、和。 ってかなんでコ―ヒ―?
    寝ないの………?」
和也  「えっ、寝るよ。 ただ飲みたいだけ。」
瞳   「あ、そぉ―。」

あ――、でも私………ホントに眠い………。

ちょっと、部屋で休憩しようかな………?

潤くんが持ってきてくれた水を持って、

陽菜  「ちょっと、部屋行ってくるね。」

みんなにそ―言って、席を立った。

瞳   「あれ? 陽菜ちゃん、寝るの?」
陽菜  「ん………ちょっと休憩………」
和也  「あっ! あ――、俺も………休憩………しよっかな―。」
瞳   「和………。 陽菜ちゃん、疲れてるよ?
    一緒に行って、何する気?」
和也  「何って………休憩だよ………」
瞳   「コ―ヒ―頼んだ人が、何言ってんの!
    和は、ここにいなさい。 陽菜ちゃん、
    これで、ゆっくり休めるわよ………。」
陽菜  「ふふふ………瞳ちゃん、ありがとう。」

そして私は部屋に行って、布団に入った。

ゆっくり目を瞑ると、すぐに寝てしまった………。

陽菜  「ンッ……………ンンッ…………………」

ちょ……ちょっと……………寝てるのに………

いきなり唇を塞がれ、服の中に手が入ってきた。

陽菜  「ちょ………っと……………」

目が………………あかないよ。

その手が………どんどん進んでいく。

陽菜  「和………くん…………ちょっと………」

また、唇を塞がれ………口内へ入ってきた。

和くん……………強引だな………

絡み合った糸が………音を漏らす。

そして離れた時、

「2人……………寝てんだよね………。」

陽菜  「えっ? あの2人、寝てるの?」

「うん。 だから………いいでしょ?」

陽菜  「ええっ!!!」

私は重たい眼を開けて、真っ直ぐ前を見る。

「な―――んてね。 すぐバレると思ったのに………

 まさか、受け入れてくるなんて………」

陽菜  「潤くん!!!!!!!」

私は、ビックリして、布団から飛び出た。

潤   「目、あけてすぐ確認すると思ったんだけど、
    あけねぇ―んだもん。 止まんなくなっちゃった………」
陽菜  「………………」
潤   「ちょっと、驚かすつもりだったんだけど………。」
陽菜  「……………和くんかと、思ったから………
    こんなこと………するのは……………」
潤   「………好きな子が、無防備に寝てたら俺だって………
    我慢できねぇ―よ。 男だもん………」
陽菜  「だからって……………。 潤くん、ひどいよ。」

私は、この部屋を出て……………この家も出て、外を走っていった。

          つづく

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