私はあなたに恋をした #36(妄想小説…櫻井翔)

翔   「恥ずかしいなんて言われたら、余計入りたいんですけど?」
陽菜  「えっ………」

すると私は、翔くんに腕を掴まれ、バスル― ムへ連れて行かれた。

翔   「脱いで………………?」
陽菜  「え………やっぱ恥ずかしいよ………」
翔   「じゃあ………俺が脱がしてあげる。」
陽菜  「ちょ……ちょっと、翔くん。」
翔   「い― じゃん。 俺ら付き合ってんでしょ?」

これ以上は………逆らえなかった………。

湯船につかる私に、翔くんが

翔   「陽菜………背中、洗ってよ。」
陽菜  「あ……うん。」

私は、スポンジに泡を含め、翔くんの背中をゆっくりと擦る。

広くて………筋肉があって………男らしい背中。

私………この背中も大好きだったんだよね………

何度、この背中に抱きついたか………

でも……………もうすぐこの背中に触れる事が出来なくなるんだな。

そ― 思うと、少し寂しいけど………自業自得………。

そして、お風呂を上がり………水をグッと飲み干す。

すると、翔くんが………

翔   「あ、ニノからメ― ルが来てる。」
陽菜  「!!!!!」

私は、彼の名前に………つい反応してしまった。

なんだろう………メ― ルって………

翔   「おお! 例の彼女が………明日なら、いいって。」
陽菜  「え……………ホントに?」
翔   「ホントホント! 来てくれんだね。 楽しみ― 。」
陽菜  「そ― だね。 どんな子かな!?」

………友達って言ってたよね………

どんな子だろう………かわいいのかな………?

キレイな人かな………?

私は、その後も 和くんの友達だという人が気になって………

気になって仕方がなかった………。

翔   「明日か― 。 ホント楽しみ。
    ニノを本気にさせた人って………どんな子だろう………」
陽菜  「う― ― ん。 きっと………優しい子じゃない?」

和くん……………友達って………………どんな子かな?

もしかして………ちょっとはその子の事

好きだったりして………

私はなかなか 眠りにつくことが 出来なかった………

翌朝………

かなりの睡眠不足………ベッドから立ち上がろうとすると

立ちくらみ………

今日………和とその友達が………この家にやってくる。

すっごくドキドキする。

その友達が気になって仕方がない………

この不安は、なんなんだろう。

それに………ちゃんと演技、してくれるのかな?

それに………私の事は………知らないよね?

私と翔くんは、いつもより少し綺麗な格好をして、

部屋の掃除をして、お料理を作って、

2人がやってくるのを 待っていた。

翔   「なんか 緊張してきたわ………」
陽菜  「うん………私も。」
翔   「だよね? 陽菜………今日ずっと顔 固いよ?」
陽菜  「あ………そお? 私は………同性の子と会うのが………
    緊張するんだよね………。 上手く話せるかな。」
翔   「フフフ………大丈夫。 俺がいるから。」

そ― 言うと、優しくキスをしてくれた。

ピンポ―ン………

私は玄関へと向かった。 翔くんも一緒に………

陽菜  「………いらっしゃ………い………」
和也  「おじゃまします………」
翔   「よっ………」
和也  「………おう………」

そして、リビングへ案内する。

和也  「………彼女は………マリ…………。」
マリ  「こんばんは。 よろしく………。」
翔   「マリちゃん………よろしくね。」
陽菜  「あ………よろしく………。」

和くんと目が合う…………………

でも………なんか寂しい………

なんで? マリちゃんの………せ…い………?

そして、この1時間後に………私は

心臓が止まるほどビックリすることになるなんて…………………

                    つづく

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