恋の居場所 #21(妄想小説…二宮和也)

私、なに焦ってんのよ………。

彼氏いる相手に………するわけないじゃん。

潤   「同僚とキス………………………してみる……………………?」
陽菜  「!!!!!」
潤   「………」
陽菜  「あ……………、しませんけど………」
潤   「アハハ………わかってるよ………。」

ハァ―、なんかビックリした………

ドキドキするじゃん。

あんな真剣な眼で言われると………

陽菜  「もぉ―、ビックリさせないでよ―。」
潤   「ハハ………ごめんごめん………」

少しお酒も進み、会社の話などをしてると、

もう3時だった………。

その時、また私の携帯に着信が来た。

陽菜  「あ…………まただ―、 ちょっと出るね。」
潤   「うん………。」
陽菜  「もしもし―。 和くんまだ起きてんの?」
和也  「ん………ちょっと寝たけどね………。
    気になって、目ぇ―覚めた……………。」
陽菜  「あ―、ごめんね―。 もう少ししたら、帰るから―。」
和也  「う――ん………。 早く帰ってこいよ―。」
陽菜  「う―ん………。 もうちょっとね………」

そ―言った時、私の携帯が耳から、スッと抜けていった。

潤   「あ、どうも。 陽菜は、ちゃんと送って行きますんで………。」

ええ……………! 潤くん…………なんで、出んのよ……………。

石原さんがいないこと………バレませんように………

潤   「はい、もうちょっとだけ………」

………………………………

潤   「あ…………、石原さんは…………」

潤くんが、私の方を見る。

私は、両手を合わせて………サインを送る。

お願い………………言わないで……………

潤   「いますけど……………」

フゥ―。 良かった……………

しっかし、さっきから、頭が、グラングランするわ……………。

潤   「では………また………」

潤くんは、私に携帯を渡そうとしたが………

そのまま自分のポケットへ、入れてしまった。

陽菜  「え…………、ちょ………ちょっと、返してよ。」
潤   「彼氏に………ウソついてたんだ………」
陽菜  「それはただ………心配させたくないから………」
潤   「なんとか、バレずに済んだね―。」
陽菜  「あ、うん………。 それは、ほんとありがとう。」
潤   「携帯……………返してほしい?」
陽菜  「うん………」
潤   「じゃあ………一つ、条件………つけていい?」
陽菜  「え………、なに?」
潤   「もう少ししたら、送るでしょ? 陽菜んちまで………。
    で、そん時、家あげてよ。」
陽菜  「え………、なんで?」
潤   「ほら、バ―ベキュ―………行く前に顔くらい
    ちゃんと合わせておきたいなって………」
陽菜  「あ―、なるほど。」
潤   「いい?」
陽菜  「ん………彼がいいって言ったらね………」
潤   「じゃあ………帰さない………。 携帯。」

あ………そうだった。

取られたままだった。

陽菜  「わかったよ………。 だから返して。」
潤   「りょうか―い!」

そして、携帯を返してもらって、2時間後………私の家に向かった………

                   つづく

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