私はあなたに恋をした #4(妄想小説・櫻井翔)

二宮くんだった。

私はビックリして 歩いていた足を止めた。

和也  「あ。 おはよう。 翔さんならまだ寝てるよ。」
陽菜  「あ、そうですか。」

私は寝室に向いてた足を リビングの方へ戻した。

そしてソファ―に腰をおろした。

二宮くんはキッチンへ行った。

私 やっぱりこの人 苦手だな。

なんか話しにくい。

相葉くんはすっごく話しやすかったのに。

なんでだろう。 雰囲気かな……………。

そんなことを考えていると

二宮くんがキッチンからコ―ヒ―カップを持ってこっちへ来た。

和也  「隣  いい!?」
陽菜  「あっ はい。 どうぞ。」

そう言って私はソファ―の端っこに座った。

……………なんか気まずい………………

翔くん 早く起きてよ………。

そう思ってると二宮くんが

和也  「あのさ、翔さんとは長いの? 付き合って。」
陽菜  「あ、え―と………1年くらいです。」
和也  「ふ――ん。 あのさ………敬語やめない?」
陽菜  「え、あ、はい。 わかりました。
    ………あ………わかった……………。」
和也  「それと……………二宮くんって………堅いからからさっ
    和って呼んでよ。」
陽菜  「えっ! いきなり呼び捨ては無理。」
和也  「ふ――ん。 じゃあ、いきなりじゃなかったらいいんだ!?」
陽菜  「イヤ………そ―ゆうわけじゃ…………。」
和也  「ふふふ………分かった。 じゃあ、和くん………でもいいよ。」
陽菜  「うん。 わかった。 それならまだ………いいかな。」

てか、名前で呼んじゃんて 翔くん怒らないかな………。

大丈夫だよね………友達だもんね。

和也  「じゃあさ…………呼んでみて。」
陽菜  「ええ!? なんで!?」
和也  「イヤ………ビックリしすぎでしょ。
    恥ずかしいの!?」
陽菜  「ち…違うよ。」
和也  「じゃあ 呼んでみてよ。」
陽菜  「う……ん……。   か…ずくん……………。」
和也  「ははは………かわいいね………。
    やっぱ、照れてんじゃん。」

………恥ずかしくて顔から火が出そうだった。

なんでからかわれなきゃいけないの。

そんな和くんは 放っておいて私は寝室へ向かった。

そこには、愛おしい人の寝顔。

しょお………くん……………。

好きだよ。

私は翔くんの頬に そっと キスをした。

すると翔くんが

翔  「んんんん~~~~。」

思いっきり背伸びをした。

その瞬間 目が合い 

翔  「んん――。 陽菜――!」

そう叫んで 私の腰に抱きついた。

陽菜  「翔くん、もうすぐバイトの時間でしょ。
    そろそろ起きないとっ。」
翔   「う……ん……。 陽菜の顔見たら
    目ぇ覚めた。」

もぉ―、嬉しいこと言ってくれるね、朝から………。

私はニッコリ笑って

陽菜  「さあ、コ―ヒ―でもいれようか………。」

そ―言って私たちは寝室の部屋を出た。

そお、ソファ―に和くんが座って コ―ヒ―を飲んでるはず………

すると 翔くんが………

翔   「あれ~!? 相葉くんもニノも帰ったんだ~。」

ええ!? 和くんはいるはず……………

が……………リビングを見渡したが

そこには和くんの姿はなかった………………。

あれ!? 私……………今……………

なんでいないの? って思った!?

ま…まさかね…………。 そ―ゆ―意味じゃない。

そんなことは絶対ない。

私 和くんのこと苦手だし………

何と言っても 翔くんの事が大好きだもん。

陽菜  「帰ったみたいだね……………。」

そ―言って、私は 翔くんの背中から 抱きついた……………

                    つづく

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