私はあなたに恋をした #17(妄想小説・櫻井翔)

和也  「何? そんなビックリした顔して………。
    昨日 電話で言ったじゃない。
    いじわる………したくなったって…………………。」

そ―言うと同時に ドアをバタンと開け 強引に部屋に入ってきた………………………。
和くんがリビングに座ると………

和也  「もうすぐしたら………茜が来ますから………。」
陽菜  「え………ど―ゆ―こと!?」
和也  「さあ―!? ど―ゆ―ことでしょう………。」

和くんは しらばっくれた………。

しばらくすると、茜ちゃんが来た。

茜   「陽菜ちゃん………大丈夫?
    体調崩したって聞いたから、和が お前も顔出せって………。」
陽菜  「あ………うん。 だいぶん良くなったよ。
    来てくれて ありがとう。」

……………何なの………これ。

ほんとにただの お見舞い?

私は和くんの方を チラッと見た。

和也  「ん――、ちょっと トイレ………」

そ―言うと和くんはトイレへ 行った。

しばらくすると………

和也  「陽菜ちゃ――ん。 トイレットペ―パ―なくなったけど
    予備………どこ―――?」

っと、トイレから和くんの大きい声がした。

私は 茜ちゃんに向かって、

陽菜  「あ………ちょっと 補充してくるね……………。」

そ―言って トイレへ向かった。

そして、トイレの扉の前へつくと………

いきなり扉が開いて………私は手首をグイッと引っ張られて

トイレの中へ 入ってしまった。

う……………和くん……………………。

狭いトイレに2人っきり。

すぐそこには………茜ちゃんがいる………。

陽菜  「えっ!? 何!? ちょっと………補充しに来たのに………。」
和也  「あっ、それ 嘘。」

和くんはそう言うと、トイレットペ―パ―を 指差した。

ええ………ホントだ………。

いっぱい あるじゃんか………。

陽菜  「ちょ………ちょっと、出してよ。」
和也  「フフフ………ねぇ、ここで何 しますか!?」
陽菜  「はあ!? 何言ってんの!?」

私は そ―言うとトイレの扉を開けようとした。

すると、和くんに腕を 引っ張られ………

私と和くんの場所が反転し 入れ違った………。

扉の前に 和くんがいる。

うううぅ、ドア………開けれないじゃん。

陽菜  「ちょっと、ドア開けてよ。」
和也  「フ………じゃあさ………。
    陽菜ちゃんから………キスしてよ。」
陽菜  「え!? もお何言ってんのよ。
    そこに 茜ちゃんいるんだよ………。」
和也  「そうですね。 茜………いるね。

    でも、まだ開けませんよ。

    ほら………早くしてよ………。」

陽菜  「………わかったよ………。
    したら 開けてよ。」
和也  「はい……………。」

そして、私は和くんの唇に………そっとキスをした。

陽菜  「はい。 開けてよ。」
和也  「イヤ………キスって そんなんじゃないでしょ。」
陽菜  「ええ………したじゃんか………。」
和也  「キスっていうのはね……………
    こ―するんですよ。」

そ―言って、今度は和くんが強引にキスをしてきた。

そして………深く………長く……………

私は 自然に………受け入れていた………………。

そして、和くんが私から離れる。

和也  「フフフ、良かったんですか!?
    今日は 素直ですね。」
陽菜  「え………………別に……………。
    だって、抵抗しても………やめないでしょ!?」

私はそ―言ったけど………ホントは………

すごく………良かった………。

こんなこと 口が裂けても 言えない。

陽菜  「さっ、 ドア開けてよね。」
和也  「はい。 分かりましたよ。 どうぞ。」

そ―言ってやっと密室から 解放された。

そして私たちは 茜ちゃんのいる リビングへ 戻った。

そして3人で、旅行の話をした。

茜   「陽菜ちゃんは 夜、翔くんとなんか予定あるの?」
陽菜  「ん………別に………。 部屋でゆっくりするんじゃないかな。」
茜   「そっかぁ。 なんかラブラブだね。」
陽菜  「え? そお!? うん………でも2人でまったりしたい………なっ。」
茜   「羨ましい。 ねぇ和………私たちも部屋で ゆっくりしよっか………?」
和也  「うん………そうだね。 茜と………まったり しますか。」
茜   「フフフ、嬉しい………和………。」

茜ちゃんはそ―言うと、和くんに腕を 絡めた。

…………………茜ちゃん………かわいいな……………………。

すると和くんは 茜ちゃんの頭を優しく 撫で………………

!!!!!!!!!!!!!!!!!

茜ちゃんの唇に………自分の唇を………重ねた………。

そお………さっき………私に重ねた その 唇で…………………………………………

                     つづく

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