私はあなたに恋をした #33(妄想小説…櫻井翔)

和也　　｢え……………あ……うん。｣

和くん………うん………って、ど―する気！？

これ………どうなっちゃうんだろう………………………

翔　　　｢で………リングあった？｣
和也　　｢イヤ………ないな………｣
翔　　　｢ホントにここで　落としたの！？｣
和也　　｢うん………たぶん、翔さんの家だと思うんだけど。｣
陽菜　　｢取りあえず………なさそうだから………か…え…る………？｣
翔　　　｢なに？　そんなに俺と２人っきりになりたいの？｣
陽菜　　｢翔くん………………違うよ………。｣
翔　　　｢え――、つまんな―い。　そおって、言ってよ。｣
陽菜　　｢はいはい………そ―で―す。｣
和也　　｢あ―――、帰んの………めんど―だな。｣
翔　　　｢え？　イヤイヤ………ちょっと、帰ってよ。｣
和也　　｢フフフ………翔さん、なんでそんなに早く帰ってほしいの？｣
翔　　　｢え………そりゃ、陽菜と２人になりたいからだよ………。｣
和也　　｢いいなぁ―。　好きな子と………一緒にいれるなんて。｣
翔　　　｢ニノ………俺らが、羨ましいんだ！？｣
和也　　｢そりゃ―ね―。　彼女が………ほしい………｣

その時、目が合った………

何その言い方…………………………。

って、そ―思ってしまうのは………私が………和くんのこと………

翔　　　｢えっ！？｣
和也　　｢ん………新しい彼女、欲しいな―って………。｣
翔　　　｢ハ………そ―ゆ―こと………。｣
和也　　｢うん………。　そ―ゆ―こと。｣
陽菜　　｢あ………じゃあ……………私が、帰ろうかな～？｣
翔　　　｢え――！　何言ってんの？　ってか、帰さないよ。｣
陽菜　　｢え………。　なんで？｣
翔　　　｢だ…か…ら……………｣

そ―言うと、翔くんが私の耳元に近づいて………小声で

翔　　　｢陽菜を………抱きたいか…ら………｣

そ―言ってきた。

私は、恥ずかしくなって　頬が赤らむ。

和也　　｢じゃ………帰りますか。｣
翔　　　｢お！　帰るの？｣
和也　　｢イヤ………ここで帰らなかったら俺………

　　　　どんだけ　性格わりぃ―んだよ。

　　　　もう、邪魔しないよ。｣

すると和くんは、本当に帰ってしまった。

そして、翔くんのお望み通り………私は、抱かれ…た………………

翔くんが、寝てしまったので　私はリビングのソファ―へと座る。

そうだ………あの事………

和くんにメ―ルしてみよっ………

『さっき話してた事………どうするの？　陽菜』

するとすぐに、返事が来た。

『翔さん………いないの？　和』

『もう寝たよ。　陽菜』

『そお………。　どうしよっかな―。

　陽菜ちゃん　ど―したらいい？　和』

『え………彼女に断られた………って事じゃ、ダメなの？　陽菜』

『ん―、それで翔さんが納得するかな！？　和』

『ん――。　するんじゃない！？　陽菜』

RRRRRRR♪

すると、いきなり電話が鳴った。

和くん………だ。

陽菜　　｢ん？　ど―したの？｣
和也　　｢声………聞きたくなってさ………｣
陽菜　　｢……………｣
和也　　｢ねぇ……………今、どこにいると思う？｣
陽菜　　｢え！？　家でしょ？　自分の………｣
和也　　｢フフ………違うよ………｣
陽菜　　｢え………じゃあどこ？｣
和也　　｢…………………陽菜ちゃんの家の前……………………｣
陽菜　　｢え……………だって、私、翔くんの家に泊まるって………｣
和也　　｢………分かってるよ………
　　　　でも、自然に足が………ここに向かってたんだ。｣
陽菜　　｢え……………帰れないから、自分の家……………帰ってよ。｣
和也　　｢………ヤダ………｣
陽菜　　｢なんでよ。　風邪、引くじゃん………。｣
和也　　｢じゃあ………鍵、あけてよ………｣
陽菜　　｢え……………？｣
和也　　｢俺が風邪　引かないように………ここのドア開けに来てよ。｣
陽菜　　｢え………ダメだよ。　行けない………｣
和也　　｢じゃあ………来るまで、待ってる。
　　　　ずっと………ず――と………待ってる。｣

それだけ言うと………電話は切れた。

ヤダ………………行けないよ………。

翔くんが、ここにいるのに………。

和くん………帰るよね………？

来ないの………わかってるでしょ………？

け……ど………………

私は……………この扉を開け……………走り出した………………………

翔くんを　置いて……………

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく