私はあなたに恋をした #37(妄想小説…櫻井翔)
なんで? マリちゃんの………せ…い………?
そして、この1時間後に………私は
心臓が止まるほどビックリすることになるなんて…………………
翔 「マリちゃんって………彼氏いるんだよね?」
マリ 「うん………。」
翔 「仲………いいの?」
マリ 「う……ん………普通だよ。」
これって………ウソ………なんだよね。
彼がいるフリをしてるってことよね?
それを私が知ってるってことは、知らないはず。
私と翔くんは、本当に何も知らないってこと………よね。
マリ 「まさか和が………私の事好きだなんて………知らなかった。」
翔 「知らなかったんだ。
すっげぇ― 魅力的だって聞いてたから。
一度、会ってみたくて………。
俺が無理に言ったんだ。
来てくれてありがとう。」
マリ 「ううん………。 私も、和のお友達カップルに
紹介してもらえるなんて………嬉しい。」
………お友達カップルって………………………。
翔 「俺らもね………ラブラブなんだよ。 ね? 陽菜?」
陽菜 「え………あ、うん。 そ― だよ。
すっごく仲、いいの。」
和くんが、こっちを見てる。
でも私は……………恐くて、見れなかった。
見てしまったら………ウソがつけなくなる………そんな気がした。
翔 「ニノ………この際だから教えてよ。
マリちゃんのどこが好きなの?」
陽菜 「!!!」
和也 「え………うん。 すっごく綺麗で………優しいとこかな………?」
マリ 「え………? そ― なの? 嬉しい。」
陽菜 「!!!」
え………なんでそんなに喜ぶのよ………
やっぱり本当は、和くんのこと………好きなんじゃないの?
私は………嫉妬で………………………心がグチャグチャになっていた。
だから………………わざと…………………
陽菜 「しょお……くん…………。 なんかちょっと酔ってきた。」
私は翔くんの肩に もたれた。
陽菜 「!!!」
和くんと………目が合ってしまった。
見ないようにって思ってたのに………
ウソをつくと………それを忘れてしまっていた………。
マリ 「陽菜ちゃんって………翔くんの事、好きなんだね。」
陽菜 「え………?」
マリ 「だって………私たちがいるのに、そんなに甘えられるなんて………
羨ましいな………素直で………」
あ………………………ちがう……のに…………………
なんか心が 痛かった………
マリちゃん………………いい子だね………。
和くん………私なんかじゃなくて………マリちゃんの事
好きになればよかったのに………
そしたら、私になんて、ちょっかい出さなかったでしょ?
みんな………お酒も進んで………お腹も満たされてきた。
そろそろ疲れちゃったな………
家に来て1時間が経った………
マリ 「最近………彼に会えてないんだ………」
翔 「そ― なの? マリちゃんはもっと会いたいの?」
マリ 「うん………でも、彼はそ― でもないみたい………」
翔 「じゃあ、もぉ― 、マリちゃん………ニノと付き合っちゃえば?」
和也 「!!!!!」
陽菜 「!!!!!」
マリ 「え― ― ! 和と………………?
……………付きあってみる…………………?」
つづく