私はあなたに恋をした #43(妄想小説…櫻井翔)
雅紀 「陽菜ちゃん………。 翔ちゃん………いるの?」
陽菜 「う………ん…………」
雅紀 「よし! わかった………。 陽菜ちゃん………行くよ。」
んん? 私は何かよくわからず………
相葉くんの後ろについて行き、
翔くんの待ってる リビングへと 行った……………………………………………
翔 「え……………相葉くん……………。 なんで?」
雅紀 「うん………」
翔 「そ―ゆ―ことか………。」
雅紀 「……………」
翔 「相葉くんだろ………? 陽菜の好きな人って………。」
陽菜 「え………」
雅紀 「ああ………そ―なんだ。 俺なんだよ………。」
ええ………相葉くん、何を言ってるの?
もしかして………………かばってくれてるの?
和くんのこと……………気付いてる………?
聞きたいけど、今は 聞けない。
翔 「そ―なんだ。 で………いつから?」
雅紀 「うん……………。 旅行の時………から………。」
翔 「なんで………旅行?」
雅紀 「うん、ほら………夜中に トランプしたって
言ったでしょ? ニノと3人で………。
で、楽しくて………かわいいな―って………」
翔 「で? なんかしたの?」
雅紀 「え……なにもしてないよ……。」
翔 「ホントかよ………。 今は、全部 ウソに聞こえるよ。
どれが本当で、どれがウソか………分からなくなってきた………」
すると、翔くんは俯き………………………立ち上がった。
翔 「俺の陽菜を……返してくれよ………。」
相葉くんの胸ぐらを掴み………すごい形相で睨む。
翔 「なんで……………奪うんだよ……………」
その恐い形相からは………予想も出来ないほどの涙が溢れ出た。
雅紀 「ごめん……………翔ちゃん………。」
翔 「ヤダよ……………陽菜は、渡さないよ………。」
雅紀 「え………」
翔 「俺の好きな人………取んないでよ………」
翔くん……………………………涙が……………
私の頬にも 流れた………。
出来ることなら、苦しめないで 離れようと思ったけど、
私には、ゆっくりしてる時間など………なかった。
もう………朝日が 登りはじめていた………。
そ―、明日…………………和くんが、家に来る………………………。
このまま………ちゃんと 別れることが 出来るのだろうか。
つづく