恋の居場所 #05(妄想小説…二宮和也)
陽菜 「でも、食事だけですから。 彼氏いるし………。」
石原 「え………彼氏いるの?」
陽菜 「はい。」
石原 「そ―なんだ。 じゃあさ………協力してくれない?」
陽菜 「あ………はい。 別にいいですけど………何をすれば?」
石原 「ん―。 取りあえず、話してお互い知らないとダメだから、
話す機会を、沢山作ってほしい。 いい?」
陽菜 「ん…………まあ……………。 上手くできるかわかりませんが………」
すると、足音が近づいてきた。
潤 「陽菜………。 お待たせ、って石原さん?」
石原 「松本くん。 今から食事なんだって?」
潤 「あ………はい。」
陽菜 「あっ………あ――、石原さんも来ますか?」
潤 「え………今日は、埋め合わせでしょ? 昨日の………」
私は、石原さんの顔を見た。
石原 「私は、いいよ。 2人で行っておいで。
その代わり、今度………誘ってよね?」
潤 「はい………じゃあ、今度。」
私は、石原さんに申し訳なく………お辞儀をした。
石原さんは、ジェスチャ―で………大丈夫………そ―言った。
潤 「じゃあ、お先です。 陽菜、行くよ。」
陽菜 「お疲れ様です。」
私は、潤くんの後を ついていく。
石原さんは、ニコッと笑いながら………潤くんを見つめなおした。
好きなんだな………………そ―感じた。
潤 「ってか、なんで急に誘うんだよ。」
陽菜 「え………イヤ………行きたいかなって、思って。」
潤 「……………ったく、マジで 全額おごってもらうよ。」
陽菜 「うん………。 それは約束だったし………。」
潤 「フフ………そ―ゆ―とこ、真面目だな。」
陽菜 「そお?」
潤 「普通さ―、 おごってよ~ とか言うんじゃない?」
陽菜 「ええ………。 だって、同期だし。」
潤 「うん。 だから、真面目だねって………。」
陽菜 「それって………褒めてんの?」
潤 「ああ………褒めてるよ。」
陽菜 「そお? なら、い―よ。」
そして、私たちは店につき、向かい合わせに座る。
潤 「ところで、陽菜の彼氏ってさ―。
昨日のあれは………ヤキモチ?」
陽菜 「え………、まさか―。 誰にでも、あんなだよ―。」
潤 「マジ? でも俺………すっげぇ―睨まれたよ。」
陽菜 「ええ……………。 ホントごめんね………。」
潤 「まあ……………陽菜に免じて、許してやるよ。」
陽菜 「ふふ、ありがとう。」
潤 「ねぇ、こうやって食事するときさ―、
わざわざ あの彼氏の許可がいるの?」
陽菜 「ん――。 許可っていうか……………、報告?
だけはしてほうがいいかな。
また、いきなり来られても、困るでしょ?」
潤 「確かに、昨日は 置いてけぼり………くらったし………」
そ―言うと、潤くんは、私の目をじっと見つめる。
陽菜 「だからね………言ってたほうが………。」
あ、そうだ! 石原さんの為に、潤くん情報でも聞きだすか?!
陽菜 「あのさ―、潤くんは、彼女いないの?」
潤 「俺? 俺はいねぇ―よ。」
陽菜 「え! そ―なの? なんかいっぱいいそうなのに………。」
潤 「え? ど―ゆ―意味だよ。」
陽菜 「イヤ……………。 すっごい、 もてるでしょ?」
潤 「………全然だよ………。 誰か、いねぇ―かな―。」
陽菜 「あ………、年上………とかはどお?」
潤 「う―ん。 ダメって事はないけど………同い年がいいな。」
陽菜 「そ―なの? 潤くんなら、年上が似合いそうだけど………?」
潤 「え………、陽菜には、そ―見えんの?」
陽菜 「うん、見える見える! ってか、その方が合いそう………。」
潤 「フ――――ン。」
陽菜 「うん。」
潤 「……………」
え………………黙っちゃった………。
なんか、変な事………言ったかな!?
イヤ………言ってないよね。
潤 「なぁ………陽菜、このお酒………上手いから飲んでみてよ?」
え……………、おさ………け…………?
和くんに止められてるのに………どうしよう………。
つづく