恋の居場所 #31(妄想小説…二宮和也)

ちょっと外の空気吸って、深呼吸。

ハァ―、 そして下を見ると!!!

ん? もしかしてあれは………瞳ちゃん……………………?

すると、瞳ちゃんは携帯を取り出した。

え………もしかして、和くんに?

私は、部屋の中の和くんと下にいる瞳ちゃんを交互に見る。

RRRRRRRR♪

やっぱり………和くんの携帯が鳴った。

私は、バルコニ―のドアを開けた。

和也  「あ、瞳ちゃん…………?」
瞳   「うん。 さっき電話した………?」

瞳ちゃんの声は、微かに聞こえる程度………。

和也  「うん。 今、どこにいる?」
瞳   「んん―。ここは………○○区………」
和也  「え! マジ? 近いじゃん………。」
瞳   「そ―なの? なんかあった?」
和也  「あのさ………会わせたい人がいんだけど?」
瞳   「え? 男?女?」
和也  「男だよ………」
瞳   「じゃあ、いい。」
和也  「え? なんで?」
瞳   「和以外は、いらないの………。」

え……………………………………

な……ん………て…………言ったの………………?

しかもなんか………馴れ馴れしい会話。

それに………呼び捨て………………

私だって………くん呼びなのに………

和也  「イヤ、だから………それは無理だって。」
瞳   「やなの………和がいい。」

一体、何がおきてるの………………?

ヤダ……………和って………呼ばないでよ………

私は、部屋の中にいる和くんの顔を見た。

相葉くんの目線を感じたけど………

和くんから………目が離せない。

和くん………………なんで?

呼び捨て………してるの?

和也  「じゃあ………会うだけでいいから。」
瞳   「和がどうしてもって言うならいいけど………」
和也  「うん、ど―しても………。」
瞳   「わかったよ。 今、どこ?」
和也  「あ、彼女の家………なんだけど。そっち行こうか?」
瞳   「でも、近いんでしょ? 行くよ。」

え………来るの………?

ってか、上………なんだけど………。

和也  「○○区○○町……………………だよ。」
瞳   「え………、私今、そこにいるよ。」
和也  「ええ? どこらへんだよ?」
陽菜  「瞳………ちゃん……………」

あ………私………つい………呼んじゃった。

和くんが、困ってるから………。

瞳   「え………?」

瞳ちゃんがこっちを向いた。

陽菜  「ここだよ………」
和也  「え、陽菜………。 そこにいんの?」
陽菜  「うん………。ここから見える………。」
和也  「マジで………?」

すると、和くんがバルコニ―に出てきた。

上から………下をのぞいた………。

和也  「あ………瞳ちゃん………」

なんか………笑顔で、手………振ってるし。

なんか……………ムカつく。

瞳   「あ!和………。」
和也  「今、そっち行くよ………。 待ってて。」
瞳   「うん………。」

って、迎えに行くんだ。

まっ、それは場所がわかんないか………。

和也  「じゃあ、ちょっと下まで行ってくるわ。」
陽菜  「うん………。 すぐ帰ってきてよ。」
和也  「え、うん。すぐに決まってんじゃん。」

そして、和くんは、出ていった。

私も、リビングへ入り、相葉くんの前に座る。

すると、相葉くんが口を開いた。

雅紀  「陽菜ちゃん……………大丈夫………?」

          つづく

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