恋の居場所 #51(妄想小説…二宮和也)

翌朝………。

RRRRRRRRRRRR♪

んんっ…………、電話?

誰だろう?

陽菜  「………もしもし………。」
和也  「もしもし、陽菜? おはよう。」
陽菜  「あ、和くん………。 ど―したの?朝から。」
和也  「………昨日は、ごめんな。」
陽菜  「…………もぉ、いいよ。」
和也  「昨日の………返事…………。」
陽菜  「え………?」
和也  「陽菜………好きだよ。」
陽菜  「うぅ………和くん。 朝から………なんてことを。」
和也  「ふふ………。 好きだよ、陽菜。」
陽菜  「う……ん………。 私も好きよ。」
和也  「………怒ってない?」
陽菜  「うん………。 そんなの、どっか飛んでっちゃった。」
和也  「やっぱ 怒ってたんだ。」
陽菜  「………怒ってはないけど………、ショックだった。」
和也  「………ごめんな。 人が横にいると………照れるっしょ。」
陽菜  「……そっかぁ………」
和也  「ああ――! 陽菜の声、聞いたら会いたくなっちゃった。」
陽菜  「ふふ、今から仕事でしょ? 明日、会えるよ。」
和也  「んん――。 今、会いたい。」
陽菜  「お互い、仕事だってば………ふふ。」
和也  「あした………か………。 今日は、一日なげぇ―な。」
陽菜  「私だって………会いたいよ。」
和也  「毎日会ってる潤が、羨ましい。」
陽菜  「………隣に住んでる瞳ちゃんが、羨ましい。」
和也  「ふふふ………。 俺ら………ラブラブじゃね?」
陽菜  「んふふ。 そ―みたい………だね。」

そして、電話を切り、身支度を整えて家を出た。

今日は、なんかとっても気持ちがいい。

風も爽やかで、太陽も眩しい。

和くんのおかげかな。

………ってか、明日だな バ―ベキュ―。

準備も出来たし、後は今日一日仕事を頑張るだけ。

会社の前についた。

陽菜  「あ! 潤くん、おはよう。」
潤   「おはよう。」
陽菜  「いよいよ、明日だね。」
潤   「うん………。 ???」
陽菜  「なんか私、すっごく楽しみになってきた。」
潤   「………なんか、いいことあった?」
陽菜  「え? 別に―、何も……………」

潤くんが、私を屈んで見てきた。

???

潤   「陽菜、それ………。 ピアス………」
陽菜  「うん………。 どお?似合う?」
潤   「うん、似合うけど………。 和から貰ったの?」
陽菜  「ふふ………そ―なの。」
潤   「そっかぁ。 良かったな。」
陽菜  「うん。 私の宝物……………」
潤   「………」

え………。 潤くんが、黙った。

チラッと潤くんの方をみてみると、

潤   「………そんな、嬉しい?」
陽菜  「うん! 嬉しいよ!」
潤   「………和から………貰ったから?」
陽菜  「うん! そ―だよ。」

私は、笑顔で潤くんを見た。

潤   「ピアス……………かぁ………」
陽菜  「えっ?」
潤   「イヤ……………行くか!」
陽菜  「うん。」

さて………がんばろう。

私は、デスクにつき、仕事を進める。

RRRRRRRR♪

あ、メ―ルだ。

誰だろう?

『陽菜ちゃん、明日楽しみだね。 瞳』  だった。

          つづく

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