恋の居場所 #75(妄想小説…二宮和也)

陽菜  「んっ………? あっ、瞳ちゃん、おはよ……う………」
瞳   「あのさ……………あの2人……………いないよ?」
陽菜  「ええっ!!! どこ行ったの?」
瞳   「わかんないよ………。 なんでそんなに慌てんの?」
陽菜  「え、イヤ……………ちょっとね………」

私は、部屋を出てリビングへ行くが、2人の姿はなかった………

まさか……………喧嘩、してないよね?

オドオドする私に、

瞳   「ちょっと落ち着いたら………?」
陽菜  「え……あ…………うん………。」
瞳   「ほら、水でも飲んで………話してみな。」

私は水をゴクゴクと、一気飲みした。

深呼吸をして……………

瞳ちゃんが寝ていた時に起こった出来事を全て話した。

瞳   「………そんなことがあったんだ……………」
陽菜  「うん………」
瞳   「私が寝てる間にねぇ―。」
陽菜  「………」
瞳   「………外、見に行ってみる?」
陽菜  「えっ…………大丈夫かな?」
瞳   「なに………? もしかして、喧嘩してるとでも?」
陽菜  「……………か……も………。」
瞳   「じゃあ………確かめよう………」

瞳ちゃんの後ろをついて、扉を開けた。

瞳ちゃんが足を踏み出し、私はそれに続く。

ゆっくりと………潤くんの姿が見えた………

そして、和くんの姿も……………

和也  「あっ、陽菜。 おはよう………」
陽菜  「ああっ………和くん、おはよう…………」
潤   「……………おはよう。」
陽菜  「………おはよう。」

2人は…………………昨日のバ―ベキュ―の片づけをしていた。

良かった……………喧嘩じゃなかった。

和也  「陽菜………。」
陽菜  「んっ? なに………?」
和也  「……………殴ったから。」
陽菜  「え………………?」
和也  「一発………だけな。」
潤   「あぁ………。 俺が悪りぃ―から。」
陽菜  「………………そ……っか………」
和也  「………で、この話はこれで終わりな。」
陽菜  「え………?」
和也  「終わり………。 わかった?」
陽菜  「あ、うん………。 わかった。」
和也  「潤………。 俺は陽菜が好きで………
    陽菜は俺が好きだから………。」
潤   「………うん。 わかってる。」
陽菜  「……………潤くん………。」
和也  「陽菜! そんな声で、名前呼ぶなよ。」
陽菜  「……………」

え………名前呼ぶの………ダメだった?

和也  「そんな顔で……………潤を見んなよ。」
陽菜  「え………」

そんな顔って……………どんな顔してた? 今………

和也  「わかってる? だから、惚れんだよ。」
陽菜  「へっ………?」

ますますわからない………。

潤   「和の言うと―り。 だから、惚れたんだよ。」

ええ………潤くんまで………。

なんか………私が悪い見たい………。

陽菜  「……………2人して………」

私は、瞳ちゃんの方を見た。

瞳   「なに………、 私は助けないわよ―。
    羨ましいったらないわよ。」
陽菜  「うぅ………瞳ちゃんまで……………」

私はその場で回転して、中へ入った。

1人………ソファ―に座り、考えてみた。

………私がいけなかったのかな………?!

俯いて、考えてると、いきなり肩に手をポンっと置かれた。

見上げると…………………………………

         つづく

このページの先頭へ