私はあなたに恋をした #5(妄想小説・櫻井翔)

翔くんは、私の方を向き、優しく抱きしめてくれた。

そして……………私と翔くんは 毎日のように校門で待ち合わせをして

いつもの道を2人で歩いて帰った………。

……………ある日……………

今日も翔くんを校門で 待っていた。

すると、向こう側から見たことあるような姿が………

あっ! 和くんだ。

私はビックリして 思わず下を向いた…………。

すると やっぱり 気付かれてた。

和也  「あ! 陽菜ちゃん! もしかして翔さん待ってんの?」
陽菜  「えっ!? あっ、う………うん。」
和也  「………なんかぎこちなっ………。 まだ俺に慣れてないの?」
陽菜  「えっ! ぜ―んぜん! 慣れてる慣れてる!」

私は 精一杯 強がった。

すると和くんは……………

和也  「あっはっはっは。 
    やっぱ陽菜ちゃんかわいいわ。」

何も面白い事なんて言ってないのに

なぜか 爆笑 された。

なんで そんなに 笑うの!?

少し口を尖らせて校舎の方を見ると……………いた。

陽菜  「しょお~~~く~~~ん!」

私は遠くに見える翔くんに大声で名前を呼んだ。

和也  「ホントに、翔さんのこと 好きなんだね。」
陽菜  「うん……………大好き……………。」
和也  「そぉ。」

そ―言った和くんから  すごい視線を感じたが

私は遠くにいる翔くんから 目を離さなかった………。

翔   「ごめん、陽菜。 待った!?」
陽菜  「もぉ~~~、翔くん。 待ったよ~~~~。」
和也  「フッ………全然待ってないような言い方………。」
陽菜  「なに!?」

私は和くんを睨んだ!

翔   「何!? 何!? 2人仲悪いの!?」
和也  「ん……………ぜっんぜん………超仲いいよね。」

和くんは、そ―言って私の顔を 覗きこんだ。

陽菜  「どこがよ。」
翔   「……………何!? なんか妬いちゃうな~。」
陽菜  「………翔くんが妬くような事は全くないから!
    ってか、なんで和くんがいるの?」
翔   「あ! ごめんごめん。 言うの忘れてた。
    ニノがご飯食べようって言うから、
    彼女も一緒で良かったら 校門の前まで来て。
    って言ったんだよ。」
陽菜  「そうだったんだ……………。」
翔   「………ごめん………いいよね? 一緒に。」
陽菜  「う………ん…………、まあ………もういるしね………。」
和也  「ふふふ………なんか俺、嫌われちゃったみたいだね………。
    まあ、今日は 我慢してよ。」

そして、私たちは いつもの居酒屋へと向かった。

まさかまた和くんとご飯を食べることになるなんて………。

どうせなら………相葉くんが良かったな………。

そんな事を思ってると、居酒屋に着いた。

いつもの個室へ入ると、携帯の着信音が鳴り響いた。

和也  「あ! 俺だ。 ちょっと出るね。」

私たちは、うなずき その場で静かに メニュ―を見ていた。

和也  「うんうん。 今、翔さんと彼女さんと
    ご飯食べるとこ。………うん。 いいよ。」

電話の相手に ここの 場所を教えてる。

え!? まさか 誰か来るの!?

私たちは 電話が切れるまで黙っていた。

和也  「うん。 じゃあ、着いたら言って。
    うん、じゃあね―。」

そして電話が切れた。

翔   「ねえ、誰か来るの!?」
和也  「うん………いい!?」
翔   「いいけど………誰?
    もしかして………彼女だったりして………!?」
和也  「……………う…ん………まあ………そんなとこ………。」

えっ!?

彼女 いるんだ……………。

私………またこの感情。

なんか前にも似たような感情が…………。

……………そりゃ、彼女くらいいるよね。

口は悪いけど、顔は悪くないもんね。

そ―よ、いて当たり前。

それに、私の好きな人は………翔くん。

ただ1人だけ…………………。

そ―思いながら、隣に座る翔くんの横顔を見つめる……………

                     つづく

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