私はあなたに恋をした #8(妄想小説・櫻井翔)

そして、ぼやけた和くんの顔が……………

えっ!? 近づいて………き………た………!?

その瞬間私は 大声で

陽菜  「あっ!!!」

そう叫んでいた。

和也  「何!? ビックリするじゃん。
    いきなり 大声で。 」
陽菜  「火…………………消し…たか…な~!?」

そ ―言って、フラフラしながらも キッチンへと行った。

ふぅ ― ―、何………今の…………。

ま…まさかね…………………。

しばらくここで 気持ちを落ち着かせて……………

リビングへ戻った。

すると、私がさっき寝ていたソファ ―で和くんが寝ていた。

なんだ………寝てるじゃん。

ふふ、寝てる時は 静かだね。

って、当たり前か………。

そして私は和くんにタオルケットをかけてあげた。

ほんと………静かだ………。

うん………確かに顔は………いけてるよね。

問題は中身よ。

あのいじわる………なんとかならないか……………。

私はそんな事を思いながらいつの間にか床に座って

和くんが寝てるソファ―に頭をおいてうつぶせで

眠ってしまっていた………。

そして朝…………。

目が覚めると、和くんはまだソファ ―で寝てる。

……………翔くんは……………と………………。

そう思い、キョロキョロしてると

翔   「おはよう。 陽菜。」
陽菜  「あっ。 翔くん。 おはよう。」
翔   「まだ2人寝てるね。」
陽菜  「う………うん、みたいだね………。」
翔   「っていうか………昨日 なんで俺んとこ 来なかったの!?」
陽菜  「えっ。 イヤ………ちょっと酔っちゃって寝ちゃったの………。」
翔   「そっかぁ。 じゃあ仕方ないね。
    あのさ、今日は………俺んちに 泊まりに来ない!?
    ほら………2人っきりになれなかったし………。」
陽菜  「えっ! あ、うん………別にいいけど。」
翔   「ふふふ、やった~~。
    じゃあ、放課後校門前で んで、そのまま………ねっ。」
陽菜  「うん。 わかった。」

私がそ ―言うと、後ろのソファ ―から声がした。

和也  「んんん~~~。
    すいませんね~。 昨日は俺らがいて………。」

私と翔くんは 目が合った。 なんか恥ずかしい。

翔   「ははは。 全然いいよ。 今日は2人っきりになれるから………。」
和也  「あ ―そうですか………。 ふふふ、邪魔しに行こっかな~。
    翔さんの家でしょ!?」

出た。和くんのいじわる……………。

翔くん 困ってるじゃん………。

陽菜  「和くん……………、 今日は 来ないでね。」
和也  「……………なんで……………!?」
陽菜  「イヤ……………それは…………………」

私が言葉に詰まると すかさず翔くんが

翔   「今日は陽菜と 2人になりたいんだ……………。
    だから……………。」
和也  「はい、はい。 わかりましたよ ―。
    行かなければいいんでしょ。」
翔   「う…ん。 ま ―そうゆうこと………。」

翔くんは そ ―言ってキッチンへと行った。

和也  「2人……………仲いいですね。」
陽菜  「んふ。 そ ― ―か…な……………。」

私が照れながら返事をすると 和くんの口からかすかに聞こえた………

和也  「……………壊したいな……………」

ええっ。今、確かに 壊したいなって言ったよね………。

どういう意味!? 何!?

ん!? 私の聞き間違え!?

取りあえず………聞こえなかった事にしよう。

私は自分にそ ―言い聞かせた……………

すると、寝室から 茜ちゃんが起きてきた。

陽菜  「おはよう。 ぐっすり寝れた!?」
茜   「あっ、陽菜ちゃん。 おはよう。
    昨日は迷惑かけて ごめんね。」
陽菜  「ううん。 全然いいよ。 すっごく楽しかったし。」
和也  「さっ、 茜。 帰りますかっ。」
茜   「あ、うん。 帰ろうっか………。」
和也  「じゃあ、送るよ。」
翔   「へ ― ― ―。 やっぱ仲いいじゃん。」
和也  「……………まぁね。 あなたたちには 負けますけどね。」

そ ―言って、和くんと茜ちゃんは、帰って行った。

そして、翔くんも2限目から授業だと言って、先に家を出た。

私は、まだ時間があったので、本屋に寄ってから行こうと思い

出かける支度をして、家を出た。

そして、本屋で立ち読みをしていると、メ ―ルが来た。

見てみると、相葉くんからだった。

メ ―ルの内容は

『陽菜ちゃんおはよう。 二日酔いは大丈夫かな?

 翔ちゃんも大丈夫だった!?

 ところで今からちょっと会えないかな?』

だった……………。

時間がまだあったから、少しくらいなら大丈夫だけど。

という返信をして、近くのカフェで待ち合わせした。

カフェに着くと 私は窓際の席に座った。

しばらくすると相葉くんがやってきた。

雅紀  「あ、ごめんね。 待った!?」
陽菜  「ううん。 私も今 来たとこ。」
雅紀  「そっかぁ……………。 良かった。」
陽菜  「………ところでさ ―、急にどうしたの!?
    なんかあった!?」
雅紀  「………ううん。 別に ―。
    ちょっと陽菜ちゃんの顔 見たくなっただけ。
    ………ってこれ。 翔ちゃんに内緒だよ。」
陽菜  「えっ……………あっ、うん。」

私がビックリして あたふたしてると

雅紀  「ねぇ、たまにここのカフェで会って欲しいな~
    なんて……………ダメ!?」
陽菜  「………………う………ん。 別にカフェでなら いいよ。」
雅紀  「イヤッタ ― ― ― ―!」

相葉くんは大声で喜んだ。

だから周りにいたお客さんがこっちをジロジロ見てる。

なんか………照れるじゃん………。

私は恥ずかしくて 下を向いた。

そしてその視線を窓の外へ 向けた。

すると………………んっ!?

和くん!?………が1人で歩いてる!?

あっ! 茜ちゃんを送った後かな………。

そんなことを思ってると

!!!!!!!!!!

和くんと目があった。

うぅ。 ビックリした。

私は相葉くんと和くんを交互に見た。

相葉くんは 気付いてないみたい。

その時、目が合ったまま 和くんが私たちの方へと

近づいて来た。

すると、ガラスを……………コンコン。

相葉くんが和くんに気付いた。

雅紀  「うお! ニノ何やってんの!?」

って、相葉くん………聞こえるわけないじゃん。

ぷぷぷ………なぜかそんな相葉くんを見て笑ってしまった。

今ので、気が抜けちゃった………。

すると、ガラス越しに和くんが何か言ってる。

な…に? て相葉くんに向かって言ってる!?

って、それも聞こえないよ。

すると、和くんが カフェの中に入ってきた。

和也  「ってか、2人で 何やってんの!?」
雅紀  「何って………話してるだけだよ………。」
和也  「へ――。 話してるだけ!? ホントに!?
    翔さん 知ってるの!?」

私と相葉くんは 目が合った。

たしかさっき、相葉くん………翔ちゃんには内緒だよって

言ってたよね。

雅紀  「ん………う……………ん…………、知らないけど………。」
和也  「えっ!? 知らないの!?
    何!? なんかあんの?」
雅紀  「えっ、 なんもないよ。」
和也  「……………俺さ ―、 口軽いからな ― ―。」

っと、相葉くんの顔を見て ニヤッとした。

また 意地悪な顔………。

すると、相葉くんは椅子を指差して、

雅紀  「まあ、ここどうぞ。 アイスコ ―ヒ ―がいい?」
和也  「あなた、まさか アイスコ ―ヒ ―で 解決しようとしてる?」
雅紀  「あっはっはっは。 なんでわかんの? ニノ。」
和也  「あなたの考えてる事は わかるよ。
    何年一緒にいると思ってんの。」

相葉くんは、あ ―そっかそっかっと言いながら

和くんの肩をポンポンとする。

和也  「……………別に言ったりしませんよ………。
    相葉さんが 陽菜ちゃんと2人で会ってたなんて。」

と言って、ニヤニヤしながら相葉くんの顔を見た。

完全に 相葉くんをからかってる。

相葉くんはやっぱり あたふたしてる。

だからか………相葉くんはトイレに行った。

そんな中、和くんが口を開いた。

和也  「あのさ ―、 相葉くんから口止め………もらったけど
    陽菜ちゃんからは もらってないな ―!?」
陽菜  「えっ!? アイスコ ―ヒ ― もう1杯!?」
和也  「ははは、いらないよ………。
    他に……………ちょうだいよ………。」
陽菜  「えっ!? 他って………!?」
和也  「ん――――、何がいいかな――――。
    あ、 ほっぺにチュウとか……………?」
陽菜  「ええええええ!? なんで!?」

私が すっごく驚くと

和也  「フ――ン。 翔さんに……………言ってもいいんだよ。」

えええ! 私 どうしたらいいの!?

でも、翔ちゃんにこんなとこ 見られたら……………。

私……………和くんに チュウしなきゃダ…メ…なの!?

どうしよう……………………………………

                    つづく

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