私はあなたに恋をした #38(妄想小説…櫻井翔)

翔   「じゃあ、もぉ― 、マリちゃん………ニノと付き合っちゃえば?」
和也  「!!!!!」
陽菜  「!!!!!」
マリ  「え― ― 。 和と………………?
    ……………付きあってみる…………………?」
翔   「ニノは、オッケ― でしょ? 好きなんだから。」
和也  「え……………イヤ………彼氏いるじゃん………。」
マリ  「和の為なら………………別れてもいいんだよ…………?」
和也  「え………………」
翔   「いいじゃん? ニノはいいやつだから………。」

この人たち………何言ってるの?

私はパニックで、その場を立ち………寝室へ行った。

まさか……………ホントに………付き合わないよね?

そんなの………ヤだよ………

って、私が言えた義理じゃないけど……………………

心臓が バクバク動きだして………呼吸が乱れる。

ベッドに座りながら、自分の鼓動を 抑える。

落ち着こう………落ち着こう………

お酒が入ってるし………まさかね………

私も 酔い………覚まそう。

そして、みんなのいるリビングを通り過ぎ、

キッチンへ行き………水を飲む。

って………なんかここから 動けない………

すると、キッチンへ 誰かが来た………

マリちゃんだ………

うう………急にまた 緊張………………

マリ  「陽菜ちゃん? 私も水 もらっていい?」
陽菜  「うん……………。 どうぞ。」

私は、水を 差し出すと、マリちゃんは一気に飲み干した。

マリ  「ハァ― 、ありがとう。」
陽菜  「うん………」
マリ  「………私さ………ホントに彼と別れようかな………」
陽菜  「え………?」
マリ  「和さ……………優しいから、甘えちゃおうかな?
    陽菜ちゃん………甘え方、教えてよ。
    さっき みたいな………や…つ。」
陽菜  「え………ってか、別れるの? も― 好きじゃないの?」
マリ  「好きだけど………会えないもん………。
    それより、近くにいる私の事を好きな 優しい人………かな。」
陽菜  「………ホントに?………」
マリ  「ホントだよ………ウソついてど― すんの。」
陽菜  「うん……………。」
マリ  「え………ちょっと、もっとなんかないの!?」
陽菜  「え………あ………うん。 そ― したいなら、そ― すればいいんじゃない?」

私は、苛立ちを隠せず………心にもないことを言っていた。

ヤ………だ…………和くん…………ど― するの………?

そして、私たちは リビングへと 戻った。

翔   「マリちゃん、ニノがさ― 、話あるって………。」
マリ  「ん? 和………何?」
和也  「あのさ………。 彼氏と別れるの?」
マリ  「うん……………。 別れるよ。」
和也  「じゃあ………別れたら………付き合う?」
陽菜  「え……………………?」

思わず、私が 返事をしてしまった………

ウソ……………和くん………なんで…………………………?

なんでよ………私に………罰が 当たったの………………………?

                    つづく

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