恋の居場所 #52(妄想小説…二宮和也)

RRRRRRRRRRR♪

あ、メ―ルだ。

誰だろう?

『陽菜ちゃん、明日楽しみだね。 瞳』  だった。

え!!!!! 瞳ちゃん………。

なんでアドレス知ってるんだろう………。

『うん、楽しみだね。 アドレス、教えたっけ? 陽菜』

『昨日、和から聞いたの。 瞳』

『そ―なんだ。 陽菜』

『明日、たくさん話そうね。 瞳』

『うん。 じゃあ、明日。 陽菜』

昨日あの時………聞いたんだ。

さっきまで楽しみにしてたのに、急に不安になってきた。

和くんが、瞳ちゃんと話してるとこ、見るのヤダな。

でも、我慢しないと………

RRRRRRRRRRR♪

え? だれ………?

『ど―した? 潤』

『え? なにが………? 陽菜』

『表情、固いよ? 潤』

『大丈夫。 瞳ちゃんからメ―ル来ただけ。 陽菜』

『そお? なんかあったら、言えよ。 潤』

『うん、ありがとう。 陽菜』

なんか潤くん、するどいな。

目線を潤くんの方に向けると、

ニコッと笑って、頷いた。

私もそれに答える。

瞳ちゃんのことで困ったら、潤くんに相談してみよっ。

潤くんになら………頼れそう………

そして、今日一日の仕事が終わった。

潤   「陽菜、おつかれ。」
陽菜  「あっ、潤くん。 おつかれ。」
潤   「途中まで、一緒に帰ろっか。」
陽菜  「うん。」

私たちはこの後、すぐ会社を後にした。

潤   「………大丈夫?」
陽菜  「えっ?」
潤   「瞳ちゃんから、メ―ルって………」
陽菜  「あ、うん。 明日、楽しもうねって………」
潤   「俺、会ったことないからなんとも言えないけど、
    なんかあったら、ホントに言えよ。
    和に、関係あることでもいいからさ………」
陽菜  「うん、ありがとう。
    あ―、とうとう明日だね。」
潤   「あ、明日さ………朝の10時に家、行くわ。
    だから、それまでには、準備して待ってて。」
陽菜  「うん、わかった。 着いたら電話してね。」
潤   「おう。 じゃあ……………明日な。」
陽菜  「うん、明日………。」

家に帰り、明日の荷物の確認をする。

よし、オッケ―。 後は、寝るだけ。

当日………朝の9時。

荷物オッケ―、ピアスオッケ―、準備満タン。

RRRRRRRRRRRRR♪

ん? 9時……………誰かな?

陽菜  「もしもし………?」
潤   「あ、陽菜 おはよう。 着いたよ。」
陽菜  「え……………? まだ9時だよ?」
潤   「うん。 早く会いたくて………自然に動いてた。」
陽菜  「え………」
潤   「準備出来てるなら………下りてきて?」
陽菜  「準備は出来てるけど………、あっ、潤くんがきたらね、
    和くんが、連絡くれって………。 だから………」
潤   「まだ………しないでほしい………。ってか、すんな。」

             つづく

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