私はあなたに恋をした #18(妄想小説…櫻井翔)
すると和くんは 茜ちゃんの頭を優しく 撫で………
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茜ちゃんの唇に………自分の唇を………重ねた………。
そお、さっき………私に重ねた………その 唇で………………………………
茜 「んんっ……………。 和………陽菜ちゃん……いるのに………。」
和也 「あ―――そうだった…………。」
和くんがこっちを見て、ニヤリと笑った。
…………………これは、わざとだ……………………
陽菜 「フフ、もお―仲良しなんだから………。
今から2人で、和くんの家でも 行ったら!?」
私はわざとニヤニヤしながら そ―言った。
和也 「………そ―ですね………。
茜……………今から、俺んち 来る!?」
茜 「えっ……………うん。 和んち………行きたいな………。」
陽菜 「じゃあ決まり。 ほら………帰った帰った。」
私は2人を追い出すかのように、玄関へと 促す。
そして、2人が帰ると…………
私は 大きなため息をついた………。
最近、和くんに振り回されっぱなしだな………。
仕返し………………したいな………………。
あ―――でも今は ちょっと癒されたい………。
なんか……………色々忘れたい。
そうだ!相葉くんの笑顔でも 見ようかな………。
そして、私は相葉くんにメ―ルをして、この前会ったカフェで会う約束をした。
雅紀 「あ、陽菜ちゃん。 お待たせ。」
陽菜 「うん………。」
雅紀 「まさか陽菜ちゃんの方から 誘ってくれるなんて
俺 うれしい。」
陽菜 「ふふ、相葉くんの笑顔に 癒されに来たの。
ありがとう。 会ってくれて………。」
雅紀 「ん………? 俺は うれしいけど………
陽菜ちゃん………なんかあった!?
なんか 悲しい目 してるよ。」
陽菜 「え!? 別になにもないよ………。」
雅紀 「……………ほんとに……………!?」
陽菜 「うん………そんなことより、旅行楽しみだね。」
雅紀 「うん、俺 超楽しみ―。」
陽菜 「相葉くん………部屋………1人だよね?」
雅紀 「そうなんだよ―。 俺………寂しいね!?」
そ―言って、相葉くんは ケラケラ笑った。
寂しいはずなのに………笑ってる。
すごいな………相葉くんって………。
私も 笑おう………………。
その後、少しして、この店を出た。
そして、人通りの少ない道を 相葉くんと並んで歩く。
雅紀 「ねぇ、翔ちゃんとは 喧嘩とかしないの?」
陽菜 「ん………うん………ほとんどないよ………。」
雅紀 「そ―なんだ。 仲いいね。」
陽菜 「う………ん………。」
私は、翔くんの事を思い出してしまった。
翔くんに 嘘をついてる事。
翔くんに たくさん秘密がある事。
翔くんは 私を信じてる事。
すると、私はいつの間にか 目から 涙がこぼれていた。
雅紀 「ええっ!? 陽菜ちゃん………どうしたの?」
陽菜 「えっ…………………何もないよ。」
…………………翔くんの事を考えると胸が苦しくなった………。
翔くんのこと、大好きなのに………。
自分のしてる行動が 自分を苦しめる。
雅紀 「イヤ………………泣いてるじゃんか………。」
相葉くんはそう言うと………………私をそっと 抱きしめた。
!!!!!!!!!!!!!
私は余計に涙が 止まらなくなった………。
私は、相葉くんに抱きしめられながら………思いっきり泣いた………。
雅紀 「言えないなら………言わなくていいよ。
俺は………陽菜ちゃんの味方だから………。」
そ―言うと、抱きしめてた相葉くんの腕に ギュッと力が入った。
相葉くん………優しいな………。
和くんと…………………全然違う…………………。
って今、関係ないし………。
そんな相葉くんに癒され………抱きしめられた腕から 解放された。
雅紀 「陽菜ちゃん? 大丈夫?」
陽菜 「うん……………ありがとう、相葉くん。」
雅紀 「うん………俺は全然いいけど………。」
そして、旅行の前日になった………。
相葉くんに涙をみせたあの日から………3日後。
私は、それから相葉くんとも和くんとも茜ちゃんとも会っていなかった。
そして、今日は 茜ちゃんが私の家に 顔を見せにくる。
ピンポ―ン……………
私は扉を開けた。
そこにいたのは もちろん 茜ちゃん。
茜ちゃんはリビングのソファ―に座る。
茜 「陽菜ちゃん。 とうとう明日だね。
すっごく楽しみ―。」
陽菜 「そうだね。 私もすっごく楽しみ。」
茜 「ねぇ、陽菜ちゃん。 翔くんとは………その………
あっちのほうは………上手くいってる?」
陽菜 「え……………あっ、別に 普通だけど………!?」
茜 「ふ―ん。 そっかぁ。 いいな――。
やっぱり2人、仲いいよね。」
陽菜 「そお? でも………なんで?」
茜 「うん………実はね…………………。
私たち……………まだ………なんだ…………………。」
陽菜 「えっ!? 嘘………………。 だって……………………。」
茜 「ん……………!? だって?」
陽菜 「イヤ……………。 なんでもない…………。」
なんで!? だって、あの日茜ちゃんとこに泊まりに行ったり………
私の家にいて………和くんの家に行ったはず………
茜 「なんかね………いつも和………上の空なの………。」
陽菜 「えっ……………なんで!?」
茜 「う……………ん……………。 もしかして………他に好きな人がいるのかな………。」
え…………………でも、和くん………茜ちゃんの事 真剣に考えるって 言ってたよね。
私はこの時………この疑問を 胸に抱えるなんて 思ってもいなかった……………
つづく