私はあなたに恋をした #26(妄想小説…櫻井翔)

陽菜　　｢……………｣
和也　　｢俺の………ホントの………キス。｣

そ―言うと、和くんは………顔を近づけてきた………………………

そして………唇を………重ねた………

私はハッとして、和くんを少し押してしまった。

陽菜　　｢あ……………やっぱり、ダメだよ………｣
和也　　｢………だよね………翔さんの彼女だもんね………
　　　　……………翔さんが………羨ましい……………｣

和くんは悲しそうな顔で言った。

前なら……………秘密、バラスよ……って言ってたのに………

和也　　｢ん？　なんで陽菜ちゃんが悲しい顔してんの？｣
陽菜　　｢え………そんな風に見…えた？｣
和也　　｢うん……………。　翔さんの事………好き？｣
陽菜　　｢……………う……ん………………。｣

私がそ―言うと、和くんは　うつむいた………。

だから私は………優しく声をかけた。

陽菜　　｢か…ず………くっ………｣

そ―言った瞬間………和くんは顔を上げ………ギュッと私を抱きしめた。

私はビックリして、動けなかった………。

和也　　｢少しだけ…………………このままでいさせて……………………｣
陽菜　　｢……………｣

私は言葉も出なかった。

すると、和くんの腕に力が入った。

和也　　｢ねぇ………………このまま　どっか行かない！？｣
陽菜　　｢！！！！！｣
和也　　｢茜と相葉くんは陽菜ちゃんの部屋で寝てる………
　　　　翔さんは俺の部屋で寝てる………
　　　　ほら………もう一つ………空いてるでしょ………？｣
陽菜　　｢え…………………｣
和也　　｢大丈夫。　何もしないから………………
　　　　それに、翔さんが起きる前に戻ればいいでしょ？｣
陽菜　　｢え………………でも…………。｣
和也　　｢ね……………お願い………｣
陽菜　　｢…………………………………｣
和也　　｢はい、　時間オ―バ―　ほら、行くよ。｣

そ―言って、少し強引に私の腕を引っ張って

一つ空いた　部屋へと　連れて行かれた………………………………

その部屋には　布団が　１組　敷かれていた。

和也　　｢相葉くんのだ………１組って、寂しいね。｣
陽菜　　｢あ……うん…………｣
和　　　｢フフ………陽菜ちゃん、ガッチガチじゃない。
　　　　俺に　何かされると　思ってんの！？｣
陽菜　　｢イヤ……………違うよ。｣
和也　　｢じゃあ………リラックス………したら？｣
陽菜　　｢うん………｣

私は、窓際にある椅子に腰をかけた。

真っ暗な海を眺めながら………翔くんの事を考えた。

私、翔くんのこと………大好きなのに………

なんでこんなにドキドキするんだろう………和くんに………

翔くんが大好きなのに………

今すぐにでも………翔くんに触れたいのに………

でも………なんで………？

和くんにこんなに………ドキドキするの……………？

その時、後ろから　和くんが私を包んだ…………………………………………

和也　　｢やっぱり……………なんか……していい？｣

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく