私はあなたに恋をした #28(妄想小説…櫻井翔)

和也  「茜とは………旅行が終わったら、ちゃんと別れるから。」

そしてそのまま………無言の時間が経っていた………………………………

和也  「じゃあ………俺ら 出てくわ………」
雅紀  「え………? どこ行くの?」 
和也  「俺は茜のとこ………陽菜ちゃんは翔さんのとこ………
    ……………戻ったほうがいいでしょ!?」
雅紀  「………あ、そっか………」
陽菜  「そうだよね、戻ろう………。」
和也  「………相葉さん………………
    さっき見た事は………翔さんには……………」
雅紀  「分かってるよ。 言わないよ………ってか言えないし。」
陽菜  「……………」

そして、私は翔くんのいる部屋へ、

和くんは茜ちゃんのいる部屋へと戻った。

翔くんはまだ寝てる……………

寝顔を見つめ………頬に触れる………

すると、涙がポロポロ零れてきた。

私は……………翔くんを見るのが辛くて、また部屋を出た。

1人になって また 考えてみた。

翔くんと和くんのこと………

私が好きなのは翔くんで…………でも、和くんを見ると………

ドキドキしてしまう……

それに、キス……………されて………嫌 じゃなかった。

でも………好きかって言われると………良く分からない………

なんなんだろう………この気持ち。

こんなことを考えてると、いつの間にか外は明るくなっていた。

私……………一睡もしてないや………………

私は翔くんのいる部屋へ戻り、眠い目をこすりながら

何もなかったかのように 翔くんを起こした。

陽菜  「翔くん……………朝だよ、おはよう。」
翔   「………ん…………陽菜―、おはよう。」

んふふ、やっぱり寝起きの顔はかわいいな。

私が笑うと………

ガバッと抱きついてきた………

翔   「んん―――、陽菜の匂い………」
陽菜  「翔………く……ん………?」
翔   「………ハァ――、好き…………」
陽菜  「……………」
翔   「……………ん? なんで黙ってんの?」
陽菜  「え…………あ、うれしくて………」
翔   「陽菜は? 俺の事 好き?」
陽菜  「うん。 大好きだよ。」

すると、翔くんはニッコリ笑顔になった。

ホントに、大好き。

でも、モヤモヤ………するのは………………………和くん………なの?

そして、私たちは、荷物の準備をするために、

本来は自分たちの部屋………でも今は、和くんと茜ちゃんが

寝てる部屋のインタ―フォンを押した。

ピンポ―ン………

和也  「あ……………翔さん、おはよう。 ………陽菜ちゃんも………おはよっ。」
翔   「おはよう。 お取り込み中だった?」
和也  「え………………別に………………」

そ―言うと、和くんは私たちを部屋の中へと促した。

茜   「陽菜ちゃん、おはよう。 翔くんも。」
陽菜  「おはよう………茜ちゃん。」

私たちは、あいさつだけ交わすと、部屋を交代した。

和くんと目……………合わせられなかった……………

茜ちゃんにもどんな顔していいのか…………

そして、私たちは荷物を準備して部屋を出た。

ちょうど和くんと茜ちゃんも部屋を出てきた。

あとは………相葉くんだけだ………

すると……………ドアが開いた。

雅紀  「あ、おはよう。 昨日誰かさんのせいで
    睡眠不足だわ――。」
陽菜  「!!!!!」

え………?相葉くん、何言ってるの?

もしかして………昨日って、私と和くんのこと………

言ってるの!?

私は、ビックリして、和くんの方をチラッと見た。

やっぱりだ……………ビックリ……するよね…………。

そして、私は次に出た 相葉くんの言葉に驚愕した……………

雅紀  「ねぇ……………………ニノ? 陽菜ちゃん?」

                    つづく

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